マウスピースとEAT(Bスポット療法)見直しの話

常連さんが久しぶりに頭痛が酷いという。この方は昔は慢性頭痛であったがEAT(Bスポット療法)のおかげでほぼ辛さはなくなっていた。こういう場合はまずマウスピースをしているか聞くのだが、この方は以前から使用しているので、すぐに原因がわからない。しかし話をしていくうちに、マウスピースは当院が勧めたBi-Digital O-Ring Testの専門医ではなく、今までのかかりつけの先生で、その先生は「マウスピースで頭痛は良くなりません。」と言われたことがあったという。こちらにしてみるとマウスピースで顎関節を少し緩めて自律神経を調整して、頭痛や首のこりにまでいい影響があるように作って戴きたいと思っている。こうなると専門の先生が作ったマウスピースを使ってもらいたいと思ってしまう。EAT(Bスポット療法)にしても先生により多少技術と考え方が異なり、優しくやる先生から、徹底的にやる先生まで幅がある。この方はかなり優しくやる先生に診て頂いていたので、少し徹底的にやる先生に変えてみるのも手である。患者さんと言葉のやりとりだけをしていると、「マウスピースもEAT(Bスポット療法)もちゃんとやっているのですね。」となり、全く原因が探れなくなってしまうが、「どうせやっているとしても何か間違っているのだろう。」と疑いの目で見れば、解決策が見えてくる。以前も、「患者を疑う癖」という話を書いたが、頭痛なら頭や首のCT、MRIなど撮って問題がなければ、マウスピースやEAT(Bスポット療法)で改善するはずである。患者がちゃんとやっていると言われても中々、「本当なの?」疑う癖が抜けない。