顎関節と耳鳴り
今日久しぶりに来た方は、顎関節がかなり悪い。自宅近くの歯医者に通っているが、どうも良くなっている感じがしない。我々はよく、噛み合わせに問題があるとBi-Digital O-Ring Test専門の歯医者に送るが、その先生は患者を診てそこから又日本でも指折りの専門家に送ってくれる。そういう連携が出来ているので安心して、その歯医者に送れば何とかなると思っている。しかし患者はどの医者に行ったらいいかが分からない。取り敢えず自宅近くや近所の評判、インターネットで調べるぐらいであろう。しかし我々から見ると、本当に専門の先生は友人の医者から相談されるだけで、患者が溢れてしまう。だから宣伝しているわけがない。宣伝など出来ないのである。知り合いの医者から回ってきた患者を診るだけで精一杯である。そんな状況だから、一般の方が探し出せるわけがない。今日の患者は顎関節から耳鳴りまで発症してしまった。我々から見ると、「体の反乱」で「早く治療しないともっと色々と症状を出すぞ、今度は難聴、その後は眩暈だぞ」と脅されているのと同じである。たまたま今日治療したから、悪化はしないだろうが、今後紹介した歯医者の仲間内で顎関節の完治までいくであろう。そういう人脈を作って、「○○先生に行きなさい」というのも、我々の治療の一環である。