もう誰かが作っている
数週間前に常連さんが指が痛いという。これは「ヘバーデン結節」と言ってある程度生理的な骨の変形で、治療としては冷やす。普通の湿布だと巻くのが大変なので、指にアイスノンみたいに巻ければ便利なのだが、もう誰かが作っているかもしれないのでスタッフに調べてもらったら商品があった。これに味を占めて今日来た方は炎天下に自転車に乗って軽い熱射病を起こしていたので、頭を冷やすアイスノンはないかと思ったらまたあった。こういう話が出て商品を見つける度に、「皆同じ事を考えている」とつくづく思う。そんな話を患者さんとしていたら、「思いつく人は1万人、しかし実際に実現できる人は1万分の1。」だそうである。我々は治療家だから、「こうなればいい」というのは分かるが、実際商品を作れるわけではない。やはり色々な人がいて、考えを実現してくれる人のおかげで世の中は便利になっている。