猫背と内臓とたすき

常連さんがゴルフをしていてコーチから、「大分猫背です。すこしゴムでも使って胸を張るようにするといいです。」と言われたという。猫背に関しては面白い話がある。ある方が仕事をしながら段々猫背になり、気になり医者で調べてもらったら喉頭がんが見つかったという。無事手術も終わったら、猫背が治っていたという。これは人間の身体の特徴で、「具合の悪い所を縮めようとする」事による。胃が悪ければエビみたいに身体を丸めて寝る。悪い所を伸ばすと辛いから、縮めて緩めると楽だからである。本格的に猫背を治すとなると、喉・肺・心臓・胃腸など全て治さなければならない。年を取れば骨は変形するし、骨と骨の間にある椎間板の水も少なくなり背が縮む。そんな時に薦めているのが、「たすき」である。昔の女性は和服という事もあるのだろうが、よく割烹着やたすきを使っていた。たすきには姿勢が悪くなると紐が肩に食い込むので、猫背の予防効果がある。猫背を治すコツと言われれば、「内臓とたすき」だろうか。