本格的便秘対策
女性で便秘の方は多い。自分が1-2日出ないと何故かもっとひどい友達に相談して、「最近1-2日出なくて困る。」と言うと、「そのなの、どうって事ないわよ。私なんか、大抵3-4日に1度酷いと週に1回。」と自分より酷い方と比べて安心してしまう。我々から見たら毎日ちゃんと出る人に聞けばいいのに、耳障りのいい方に聞いてしまう。では本格的に便秘治療をするには何から手をつけたら良いのだろうか?すこし列挙してみたい。
- 大腸内視鏡で中を診てもらう-内壁の炎症や思わぬ病気が見つかることがある。後は腸がねじれているか長いか、狭いかである。
- 下剤を選ぶ-これは無理矢理腸を動かすセンナや、腸内水分を増やすミルマグ、便を柔らかくするものや最終的には浣腸をする。
- 食生活の大幅見直し-繊維食、食べる量、食べ方、刺激物など色々と腸が喜ぶ方法はある。
- 乳酸菌の適合や按腹(お腹のマッサージ)
- ウォシュレット活用や姿勢-排便促進になる。洋式トイレで前屈みと足を台に乗せる。
- すぐトイレに行く習慣-以前から「親が死んでもトイレが先」と言っている。どんなささやかな要求も満たしてあげる。「今はちょっといいや」は最悪。
現在、腸の本格的な治療をしている方は、口に入れている物をすべて写真で送ってもらっている。それを見ていて毎回感じるのは、「ほんのちょっとの違いで腸の反応は変わる」ということである。乳酸菌の種類や量だったり、蛋白質と繊維の量、食べ合わせやちょっとした飲み物など、腸を変えてしまう物に我々は囲まれている。腸に良かれと思ってやっていたことが逆のこともあり、本人はビックリするが、最終的には腸のご機嫌を伺う以外に方法はない。