眼振について
眼振(がんしん)とは「眼球が痙攣したように動いたり揺れたりすること」を言います。今日来た常連さんは、「耳鼻科の先生が何故か目を診て、薬を1回やめてみましょう」と言ったという。何故目を診たのかは聞かなかったが少し不思議だったという。これは眼振検査は眼の検査以外に、「眩暈(めまい)つまり耳の検査や脳梗塞など血管の検査」に使われるからです。この患者は身体がフワフワするという症状があり、耳鼻科の先生が眩暈の薬を色々と試していたので眼振がなくなり、薬をやめても問題はないと判断したと思われます。我々は当たり前に、「眼振がなくなって薬が減った、良かったですね」と言ってしまうが、確かに患者には疑問か残る。ちょっとしたことだが、医者が何の検査をしているかを知るだけでも安心材料になる。