ゴルフで膝痛を楽にする方法

常連さんがゴルフにはまっていて膝を痛めている。若い頃から始めた方はそんなに集中してゴルフの練習はしないが、ある程度の年齢になってはまった方は週に2-3回、多いと4-5回レッスンを受ける。頭の中はスコアと飛距離で一杯で、新しいクラブなどを揃えたら間違いなくはまっている。そしてプロに打ち方を教わると、身につけたくて何度も何度も練習する。気がつくと膝を痛めている。初めのうちは足が腫れるのでサポートタイプのストッキングで対応する。その後は膝のサポーター、テーピングなども使う。飲み薬だとグルコサミンとコンドロイチン、医者に行けばヒアルロン酸の注射と治療に余念がない。それでもだめだとうちに来てタルクかオイルで擦る治療になってしまう。少し治療がうまくいくともっと練習に励む。すると膝が根を上げる。ゴルフは基本、左脚に負担をかけるので左膝にはサポーターをするが、右は何もしない方が多い。そうすると右膝が慢性化する。こんな時の治療には少し考え方がある。身体はどこか一ヶ所に負担がかかるとすぐに悲鳴を上げるが、その負担が全体的に分散されると何となくだるいが痛いとは言わない。例えれば黒いインクを白いワイシャツに1滴垂らせば、何処に垂らしたかがすぐにわかる。しかしインクをバケツの水に入れ、そこに白いワイシャツを浸せば何となく薄汚れてはいるが、1滴の時とは全く違う。黒インク1滴という負担は同じでも、全く違う。よくプールで泳ぐと何処が辛いかは良くわからないが、全体的にだるくなる。負担が分散されている。それと同じようにゴルフをして辛いところを丁寧に保護して、ここが痛いと言うところをなくせば、何となくだるいが身体は痛いとは言わない。又分散された痛みの方が治癒は早い。ゴルフははまっている方々、少し工夫をして頂きたい。