踵骨痛(かかとの痛み)と捻挫

常連さんが歩くとかかとが痛いという。かかとの痛みを我々は「踵骨痛 しょうこつつう」と呼んでいるが、捻挫と同じように考えると治療がうまくいかない。捻挫ならある程度時間が経てば必ず楽になるが、踵骨痛の場合は悪化させてしまうとたちが悪い。踵にはトゲのような構造(踵骨棘)が出来てしまうことがあり、一度痛みを出してしまうと痛みが続く。だから痛みが出たら悪化させないようにしてすぐに処置する必要がある。足底(足の裏)を緩めたり、中敷きを作ったり、坐骨神経痛の予防をしたり、酷ければ医者に行って注射(打っていただけないこともある)を打ってもらったり、魚の目パットのようなものでガードしたりする。この感覚を一般の患者が持っていない。だからある程度時間が経って全然治らないと来る。最低1-2週間は時間が経っている。その間何度か踵で地面を踏みしめてズキンと痛みを感じている。このズキンが問題である。我々は「痛みの道がついた」という言い方をする。一度痛みの道がついてしまうとほんの些細な刺激でも踵は痛がる。そしてそのまま痛みが続く。この知識さえあればすぐに対処できる。当院のブログ検索窓にですぐに「かかと」とか「踵」と入れて戴ければ、すぐに対処法が出ている。困った時に何か言葉を入れれば大抵の対処法は出ているので、活用して戴きたい。

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