ジョギングを止めたら腰が楽になった話

坐骨神経痛の常連さんが今まで続けていたジョギングを止めたら、腰が楽になりゴルフの調子が良いという。今までは、「ジョギングをしなければ健康になれない」と思っていて、それで足腰に負担をかけ腰痛が治らず、ストレスから過食になっていた。その状態でゴルフをするからいい成績が出ない。するともっとジョギングを頑張って過食にもなってしまう。これでは治らない。たまたまジョギングをスロージョギングに変えたら、思いのほか楽でスムーズに減量が出来た。筋肉に負担をかけずに減量が出来たのだからゴルフは調子が良い。元々筋肉の質のいい方だから、すぐにゴルフで結果が出て嬉しくなったしまった。身体を診たら今までで1番筋肉の状態が良い。これから先、多少の糖分制限でもっと左腰や股関節は楽になる。まだまだゴルフのスコアが良くなる。結局、「毒を飲んで体を壊していた」ということになる。以前、健康のためにテニスを始めた方が日曜日には必ずマッサージにかかっていた。毎週やっても肩が楽にならない。我々から見ると、テニスで肩の筋肉痛を起こしているだけだから、「日曜日のテニスを止めれば肩は治ります」と言っても、本人は、「健康のためにやっている・・・」と言い張る。中々自分の考えを曲げない方は多い。この減量だが、何故か月に2kg以上落とすとリバウンドする。3週間で3kgぐらい落ちたら食べて欲しいと思ってしまう。「筋肉への負担を減らす」と「減量」の2つが同時に起こればそれは最強の治療となる。我々の出番はない。もちろん全ての方がジョギングを止めて楽になる話ではないが、身体の器との相談が必要になる。毎回世の中には、「毒と胃薬を両方飲んでいる方は多い」と感じている。