アトピー性皮膚炎治療経過報告①
当院のホームページを見て、30年来のアトピー性皮膚炎の患者が来た。
患っている期間が長いだけに、皮膚がジクジクしている。
まずはこういう場合ジクジクを乾燥させるために、「ウーロン茶風呂」の話をする。
ウーロン茶には皮膚を乾燥させる効果があることを大分前に師匠に教わり、今まで何人かに試しが成績が良い。
早速この患者にも試したら効果覿面で、下の写真のよう患部が乾いてきた。(写真掲載本人許可済み)
次に取り組むのはEAT(Bスポット療法)である。患者から話を聞いたら鼻炎持ちということで、鼻は絶対に治さなければいけないところである。
案の上、耳鼻科で上咽頭炎を指摘された。普通なら15回程度の治療は終わるのだが、この方の場合は最低30回ぐらいは続けて頂きたい。自宅でも鼻うがいはやって頂きたい。
次に難病を治すコツは「鼻」「マウスピース」「腸」と以前から言っているが、マウスピースの製作を知り合いの歯医者に依頼した。ついでに異種金属や歯周病も診て欲しいと依頼を出した。
次は乳酸菌をBi-Digital O-Ring Testで合わせ、自宅と食事の問題である。
アトピー性皮膚炎の方はハウスダストの問題がよくあるので、自宅で長い時間を過ごすところに空気清浄機を2個入れて頂いている。2個使うとかなり違うことがわかっているのでそう指導している。
次に注意するのは「古着」「古本」「昔の道具」である。以前、難治性のアトピー性皮膚炎の方の自宅に昔使ってテラスラケットなどがカビだらけで出てきて、それが皮膚炎の原因だったという話を聞いたことがあるが、特に古本などは注意が必要である。昔の本に囲まれているだけでカビだらけと思った方がいい。古着ならまだ選択をして何とかなるが、古本や置物など洗えないものは自分と同じ空間においては危険である。
次に女性だと「黒い下着」「化繊」「電子レンジ」「牛乳禁止」などの話をする。
次に皮膚炎は場所によってはカサカサになっているので、オイルで皮膚を保護する。当院ではスクワランを勧めている。自分で使いたいオイルがある場合は、Bi-Digital O-Ring Testで必ず自分の皮膚に適合するか調べてから使ってもらう。手も所々あかぎれなどの場合は水絆創膏や薄いフィルムで皮膚を守もる。スクワランを塗る時も患部に塗った後サランラップで密閉すると効果が上がる。
次に食生活、フードチェックだが最近は患者さんとLINEが繋がっているので、口に入れる物全ての情報を送ってもらっているので内容がわかる。時々、オリーブオイルや人参ジュース、雑穀米などひっかかる人がいるが、口に入れる物は全て調べる。
次に寝室の環境である。以前、40年来のアトピー性皮膚炎の人の自宅を調べたら、「羽根」が原因の一つだった。良く診るとダウンは着ているし、羽布団で寝ているし、これでは完治は難しい。
まだまだ治療の途中であるが、普通に皮膚科に行くだけでなく、生活全般をBi-Digital O-Ring Testを使って調べると「こんなに悪い事をしていたのか」とか、「鼻も口も腸もこんなに大事だったのか」と気がつくと思う。当院は鍼灸院だが、私自身が長年の経験があり、Bi-Digital O-Ring Testを使っていることから、アトピー性皮膚炎や鬱病の患者は多い。今後の治療経過報告を楽しみにして頂きたい。
写真掲載本人許可済み