腕と肩関節

患者さんとメールやLINEでやりとりをしていると、時々同じ言葉なのに違う場所を指している事がある。先日も「首の下あたり」と言われ、「肩の反応」「頸椎の問題」なのか最悪、「ヤダモン君-心臓の反応」もあり得ると予想して、「正確に場所がわからないので来て下さい」と伝え、診たら「寝違い」だった。「寝違い」の反応点は時に、「不眠症」や「喉の痛み(喘息)」でも反応が出るので見極める必要はある。ツボは下の図の赤丸を患者さんは、「腕」と言う。我々から見ると、赤丸が「肩関節」、青丸が、「肩こり」の「肩上部」、黄丸が「肩甲骨」と言う。「肩」という言葉もどこまで指しているのか、患者さんに実際辛いところを指してもらわないとわからない。こういう事は「背中」と「腰」でも起こる。肋骨のある所は、「背中」で肋骨のないところが「腰」。患者さんは腰を指して背中と言ったり、背中を指して腰というケースはよくある。これがメールなどでやりとりしていると間違いが起こる。話がどんどん進み、おかしくなると、「これはどうも違うところを言っているなあ。」と感じる。今はテレビ電話や画像を簡単に送れるから以前ほど間違いは少ないが、この場所の感覚は中々すれ違ったままだといつも感じている。