腕が硬くなるのは「使い過ぎ」か「ストレス」

以前から、「腕は自覚症状が出ない」と言っている。では硬くなる理由は何であろうか?それは「使い過ぎ」か「ストレス」である。もちろん両方と言うこともある。一番良く診るのは、若い方が重い鞄を持ち、パソコンを打ちっぱなし。ストレスがたっぷりだと腕のこりは相当酷くなる。しかし自覚が出ずそのままにしておくと首や肩の辛さで来る。そういう方はまず腕を診る。皆、酷い。腕は自覚が出ないとか、使い過ぎ、ストレスと説明をしながらガンガン揉む。痛がることはわかっているが、その後首や肩は触っていないのに楽になる。何度となくこういう経験をしていると、頚肩の辛さは腕が原因ということは確信に変わる。腰にも同じ事が当てはまり、腰痛の原因は「脚」か「お腹」である。ストレスの反応は脛にも出るから、余計に腰痛になりやすい。しかし長年整形外科のセミナーに出ていてもこの話は出ない。患者さんも驚く方ばかりである。いつの日かはこの話が広まるだろうが、それまで何度もこのネタを書こうと最近は思っている。