眩暈と鬱病治療はほぼ同じ

常連さんが時々眩暈(めまい)を訴えていたが、数週間前から酷いという。早速耳鼻科で診て頂いたが、思ったほど改善したいので、何か策はないかということで来られた。そこで指導したのが下記の内容である。尚病名は良性発作性頭位眩暈症である。

  1. 良性発作性頭位眩暈症は耳石を動かす体操があるので、ちゃんと毎回実行すること
  2. 眩暈に関しては我々はウィルスの関与と考えているので、荏胡麻を取ること
  3. マウスピースを作ると顎関節が楽になり耳に良い影響があるので、専門医で作ってもらうこと
  4. EAT(Bスポット療法)に通うこと(眩暈に直接効く)
  5. スプリングティーを飲むこと(浮腫取りは耳に効く)

と伝えて、9日経った今日話を聞いたら、「マウスピースはまだ間に合わないが、他は全部やった。ここ4日間、全く眩暈が起こっていない。こんなに安心できることはない。」と言っていた。良くなったのはいい事なのだが、荏胡麻にしてもマウスピース、EAT(Bスポット療法)、スプリングティーなどはほぼ病院でやらない治療である。治療効果の是非は患者さんに判定して頂くとして、「4日間、全く眩暈が起こっていない」と言われて、「あれ、この治療鬱病と全く同じだ」と気がついた。鬱病では腸を元気にするために乳酸菌は使うがあとは同じである。結局以前、「鼻」「歯」「腸」で難病治療と書いたが、根っこの治療はそんなに変わらないと思った。最近アトピー性皮膚炎の方が多いが、そういう方達にも、「どの塗り薬や飲み薬のがいいか」という話よりも、「鼻炎、顎関節症、腸は問題ないか」ばかり話をしている。そこに原因があり、眩暈、鬱病、アトピー性皮膚炎が起こるのである。長年治療している間にどんな病気も根っこはそんなに変わらないと感じるようになってきた。