介護と川柳
最近、母が高齢で入退院を繰り返している。
慣れない介護で色々と専門職の方から話を聞いたり、知らないことを調べていくうちにいくつか面白い川柳を見つけた。披露したい。
・いつ死ぬか分かれば貯金使うのに
・生きがいは何かと聞かれ「生きること」
・ルンバさえ越えてる段に足とられ
・付いて来い言った家内に付いて行く
・通帳に暗証番号書いている
・寝てるのに起こされて飲む睡眠薬
・ペットロス主人の時より号泣し
・ピンポーンにやっと出たのに不在表
・石段の下から拝む寺参り
人は誰でも年をとると当たり前に出来ていたことが、出来なくなる。
しかし何故かその出来ない行動を川柳にすると笑いとペーソスがある。
この川柳を見ながら、作った方達の感性の鋭さに感心した。身体は不自由かもしれないが、精神は自由で精神文化の高さを感じた。