私は占い師ではありません
時々紹介で、「○○さんから聞いたのですが、先生はまるで占い師みたいだと聞きました。私を見て下さい。今後どう生きたら良いですか?」と言う人がいる。
私は占い師ではなく、按摩・マッサージ・指圧師・鍼灸師である。
何故そうなるかというと、初診で身体を診ながら、下記の内容は良く言う。
- おでこ(前頭前野)-ストレス度合い-Bi-Digital O-Ring Testを使い測定する。ストレスの内容は全くわからない。
- 首のゆがみ-これは「顎関節症」である。噛み合わせ異常は察しがつく。
- 左の肩甲骨の下-「ヤダモン君」と言って「心臓の反応」である。嫌なことがあるとすぐに硬くなる。
- 腕のこり-腕は自覚が出ないので、硬くなってもわからない。硬くなる理由は「使う」か「ストレス」である。場所によっては首を痛めていることがわかる。硬さからどれくらいの期間患っているかがわかる。
- 左の背中の下-膵臓の反応で「甘い物の取りすぎ」である。
- 左腰-「腸の反応-便秘」がよく出る。
- 左太腿-これは「スタマックライン」と言って胃炎の反応である。太腿自体にも胃腸の反応は出る。
- 太腿の裏(ハムストリング)-「下腹部の反応点」である。殆どが腸の反応である。
- 脛-脛が硬くなる理由は、「歩きすぎ」「冷え」「ストレス」「胃腸障害」である。もちろん、複数もある。
例えば、左腰・太腿が硬く、背中にも反応があれば、「甘い物の取りすぎ」と「胃腸炎」を疑う。腕や首に反応があれば、「ストレスで噛み合わせ異常」を疑う。筋肉の反応の時期を考えれば、「ここ3-4年ストレスで甘い物を食べ続け、胃腸を壊し、左腰痛や坐骨神経痛に悩んでいる。それを苦にして噛み合わせが狂えば、首がゆがみ、頭痛が起こる。」とすぐにわかる。
こう言われると私を占い師のように感じるのであろう。
気持ちは分からないでもないが、これは単に数をこなしただけである。
以前日舞の方から、「足袋職人さんで有名な方がいて、足を診ただけで生い立ちを当てる」という話を聞いたことがあるが、我々は全身隈無く診ているのである。どれだけ身体の表面に情報が出ているか、計り知れない。
それを長年の経験でわかるようになっただけで、決して私は占い師ではありません。