良くなったり悪くなったりは良くない
常連さんが、「最近調子が良くなったり悪くなったりを繰り返している。良いときもあるからこのまま良くなるかなぁと思ったら、全然治らない。そんな事をしている間に時間が過ぎてここまで悪化してしまった。」と言う。気持ちは分かる。少し良くなることがあると淡い期待をしてしまう。しかし現実は良くなったり、悪くなったり。我々はこういう場合は、「良くなったり悪くなったりは良くない」と言っている。良くなるのは結構なことだが、必ず落ちる訳だから、全く治っていないのである。たまたま良いときに嬉しくなるだけの話である。本当に治る人は良くなったり悪くなったりを繰り返さない。多少の上り坂下り坂はあっても、確実に快方に向かう。患者心理もわからないではないが、よくなるかもと思い時間が経つことが怖い。以前、ブログで、「そんなにすぐに良くなるわけがない」と書いたが、病気はいいようにだけ捉えず、「治らないのは何か裏に良くないことがあるに違いない」と思った方がいい。そこを乗り越えると一気に身体は快方に向かう。