病気と人格
これは以前読んだ本の中に、「二重人格の人は人格が変わるごとに身体が変わる。A人格が出た場合、何かアレルギーを持っていたとする。A人格は当然、アレルギー反応が出る。しかしB人格が出ると今度は同じ身体なのに、アレルギーが出ない。そしてまたA人格になると、アレルギー反応が出る。」と書かれていた。この話を読んで、「人の身体の中には、本当は病気を治す力があるのに、それが人格や性格、環境等によって、体質が変わってしまう。人格を変えるのは難しいが、何か身体のスイッチをいじれればアレルギーは起こらない可能性がある。」と思った。よく患者さんで、「結婚して生活環境が一変して、今まで出ていたアレルギーが出なくなったり、逆に出るようになった。」という話は時々聞く。人の上に人格があり、その人格の上に病気があるという事だ。よく精神疾患の患者でも、「鬱病が良くなって、アトピー性皮膚炎が改善した。」という話は聞く。これからは性格をいじる治療でアトピー性皮膚炎、アレルギーが治せる時代が来る。