子供が風邪を引くとお父さんは走れない

常連さんのお子さんが少し前に風邪を引いて幼稚園を休んだという。お父さんは風邪の症状もなく、少し下痢をしただけだという。今日おみえになって、「この間、公園で走ったらハムストリングがつった。かなり痛かった。」と言う。「何かしましたか?左右差はありますか?」と聞いたら、「何も思い当たらないし、左右差はない」と言う。身体を調べたら、胃は硬いし腸の調子は今一で、完全に胃腸炎の反応である。特にハムストリングは下腹部の反応点と何度も言っているが、お腹の調子が悪いと身体は言っている。これはもしかしてお父さんがウィルス性胃腸炎を起こして、治っていないのではないかと思ってしまった。だから腰や脚に胃腸炎の反応が出ていると考えれば全てつじつまかあう。そんな時に公園で走ったので、ハムストリングに痛みが出たわけである。痛みの理由がわかればあとは楽である。そんな話をしたら、「子供を迎えに幼稚園に行ったら、『ウィルス性胃腸炎に注意』と張り紙があった。」と言う。子供の胃腸炎は長引かないが、大人だとくすぶることがある。こうなったら胃を守り、乳酸菌を飲み、発汗で治すのが良い。だから、子供が風邪を引くとお父さんは走れないのである。