ブログランキング1位~4位
いよいよ最後です。この話をどれだけ多くの方にしたかわかりません。
1位 腕のこりに関して
2位 下腹部の反応点「ハムストリング」
3位 背中を診れば食生活が分かる(甘い物取りすぎで左腰痛、刺激物の摂取で右腰痛)
4位 脛が硬くなる4つの理由
まず1位の「腕のこりに関して」ですが、やはりこの話かと思いました。身体には2ヶ所、自覚症状が出ないところがあります。「腕」と「太腿」です。何故出ないのかは仮説ですが、太古の昔、人がまだ洞窟で暮らしていたときに、夫が獲物を捕りに外に出ます。山を越え、川を越え、場合によっては遠くまで行きます。獲物を捕らえたら担いで又山を越えてこなければなりません。そんな時に腕が辛くなったら、獲物を持ち続けられません。また太腿が辛くなったら、山を越えられません。そうなると洞窟で待っている奥さんと子供は餓死してしまいます。だから獲物を担いで山を越えるのに必要なところは、自覚症状が出ないように神様が作られたと考えました。これが何処まで正しいかはわかりませんが、私なりには答えをつかんだと思っています。これが現代社会ではパソコンのやり過ぎ、腕の酷使で肩や首が辛いと言ってきます。太腿が硬くなると膝や腰が辛いと言ってきます。しかし原因は「腕」と「太腿」です。そこがわかると治療がとても楽です。本当にこの話を今まで何百人に話したかわかりません。とても大事な身体の特徴です。
2位の「下腹部の反応点『ハムストリング』」は太腿の後ろの事をハムストリングと言います。坐骨神経痛では大抵片方しか痛みが出ませんが、下腹部特に腸などの具合が悪いとここが硬くなります。婦人科の疾患でも反応するのですが、殆どは下腹部=腸です。慣れてくるとここを触っただけで、「お腹の具合がダメですね。」と言ってしまいます。もちろんお腹の調子が良くなればハムストリングのこりは自然になくなってきます。
3位の「背中を診れば食生活が分かる(甘い物取りすぎで左腰痛、刺激物の摂取で右腰痛)」は以前糖尿病の方を治療していて、左腰の上、背中の真ん中より少し下の所に、数センチの範囲でとても硬い反応が出る事を見つけました。これは膵臓の反応です。実際問題、糖尿病でなくても甘い物取りすぎでも反応する事がわかってきて、最近では背中を診ただけで、「甘い物が好きでしょう。食べすぎです。」と患者に言ってしまいます。一方右は、「胆嚢の反応」です。胆嚢は「刺激物の摂取(辛いか脂っこい)」「ドカ食い」「寝しなの食事」などで反応します。1番反応するのは「辛いもの」です。唐辛子関係はすぐにわかります。背中を治すには食生活の改善は欠かせません。
4位の「脛が硬くなる4つの理由」は「歩き過ぎ」「冷え」「ストレス」「胃腸障害」です。まず「歩き過ぎ」ですが、足首を動かす度に脛の筋肉を使います。当然長い距離を歩けば脛は酷使されます。マラソンをやっている方の脛は、「ここまで硬くなるのか」というぐらい凄いものです。「冷え」に関しては、当然筋肉に血液供給が起こらないので、硬くなります。「ストレス」は心臓が血管を締めつけ、大事なところ(脳・心臓・肺)以外への血流を減らします。ストレスがかかっている時は胃腸にすら血液を供給しません。まして手足には送りません。そんな状態が続けば当然硬くなります。「胃腸障害」は特に左足に出ます。以前からスタマックラインと言って、左太腿の事を書いていますが、脛は漢方では胃酸過多の反応点(足の三里)として有名です。原因は4つありますが、複数の場合も当然あります。今まで診た方で酷かった若い営業マンは、仕事を取るために、「歩き過ぎ」、以前から「冷え」があり、仕事が思うようにうまくいかず、「ストレス」、そしてそれを解消するために、食べすぎて「胃腸障害」と全部ありました。若い方でしたが、今でもその時の脛の硬さは覚えています。ここまで若い方でも脛は硬くなるのかと、ビックリして強烈に印象に残っています。
今回でブログランキングは終わりましたが、次回からは「ブログ諺」を送ります。