ブログ諺⑥-胃から崩れる
こういう仕事をしていると色々な病気の方は、病気毎に身体の中で起こっていることが皆違うと考えていましたが、意外とそうではありませんでした。
身体はまず、「胃から崩れる」のです。
胃が壊れるので腸の不具合が起こり腹圧が上がり、足に血が行きにくくなり腰が痛くなります。
腸の働きが不十分なので、免疫系は下がり感染を起こしやすくなります。
また腹圧が上がると横隔膜が上に上がり心臓のスペースが狭くなるので、心臓は早くなり、交感神経優位になり、病気になりやすくなってしまいます。
この胃腸が崩れて、腰痛、交感神経優位は身体にしたら、大変なことが起こっているわけで、これさえ起こらなければドミノを倒すように病気は連鎖しないと思ってしまいます。
ここに気がついてから、胃の話をよくするようになりました。
Bi-Digital O-Ring Testを使えば胃の状態がわかるので、本人に胃の症状がなくても注意をします。
私自身、胃は今まであまり問題はないのですが、夜寝る前に百草丸(昔からある胃薬)を適量飲むようにしました。
これも何度が実験をして、百草丸を飲んだ翌日と飲まない翌日を比べると、明確に胃の軽さが違い、効いているのだなぁと実感します。
何粒飲むかは極めていい加減で、蓋を開け調子が良ければ少なめ、悪ければ気持ち多めと、錠数は数えたことはありません。
そして、胃薬で思い出すのは抗生剤です。
風邪を引いたり咳が止まらなくなったりして医者から、抗生剤が出た時に胃粘膜保護剤を飲んだ場合と飲まない場合では、気持ち悪さがまったく違います。
胃粘膜保護剤はこんなに効いていたのかと思います。
最近は医者も気を使って、「抗生剤と胃粘膜保護剤は両方出しておきますから・・・。」と言ってくれる先生もいますが、こちらが言わないと出してくれない先生もいます。
後胃薬で思い出すのは、「ニーム茶」です。
インドに行くと歯を磨く時にこのニームの木を使います。
抗菌作用が強く、私自身もニーム歯磨きを使っています。
このニーム茶ですが、本来は胃薬です。
日本にもセンブリと言ってかなり苦い胃薬がありますが、ニームはセンブリほど苦くはありません。
抗生剤をいくら変えて試しても咳が止まらなかった患者にとても効果がありました。
おそらく胃に対しての抗菌と、喉の粘膜に対しての抗菌をしたのだと思います。
また、胃が悪くなると左脚の太腿に「スタマックライン」が出ます。
左膝痛の原因にもなったりします。
色々と他に対して悪さをする胃炎ですが、ちゃんと守ると病気の予防になってしまうのです。
健康保持はまず胃からと覚えておいて下さい。