首や腰が痛いと言われて
仕事柄首や腰が痛い人は毎日診ている。
こんな中で、首の痛みの原因を少し列挙してみたい。
1.目の使い過ぎ
2.鼻炎
3.噛み合わせ異常
4.不眠・ストレス
では腰の痛みはどうだろうか。
1.甘い物の取りすぎ
2.刺激物の摂取
3.腸の反応
4.胃酸過多の反応
5.婦人科や前立腺の影響
6.股関節からの影響
7.太腿からの影響
これはかなり簡単に書いている。何が言いたいかというと、「首や腰自体に問題があるケースはすくない」と言うことである。
首が辛いと訴えてきても噛み合わせ異常の影響であれば、歯医者を紹介する。
首の反応点が鼻炎がらみなら、耳鼻科である。
腰も同じで、食生活から来る腰の反応点と関節自体の問題は全く痛むところが違う。
「甘い物や食事を減らして」と言うか、「自転車こぎすぎ」と言うか、「下剤をかけて」と言うかはどの場所が痛むかで変わってしまう。
東洋医学ではよく、「首、肩、腰は被害者」という言い方をする。
「○○がおかしいので、首や腰が痛くなる」という考え方である。
首や腰の痛みは首の骨、筋肉と神経、血管だけで治せるものではない。
患者から、「首と腰が痛い」と言われるたびに、「犯人は誰」と思ってしまう癖がある。