この時期に増える坐骨神経痛
以前から、「下腹部の反応点-ハムストリング」という話はしている。どういうことかというと、ハムストリング(太腿に後ろ側)は下腹部に何かあると反応して硬くなってしまうという意味である。
では下腹部といってもどんなことが原因になってしまうのであろうか?
それは「便秘」「下痢」「生理痛」「冷え」「膀胱炎」などそこにある「臓器の異常」か骨盤内の血行不良「冷え」である。
この時期、梅雨も殆どなく、真夏並みの気温が続くとどうしても冷たいものを摂ってしまう。
常温の物を飲もうとしても、やはり冷たい物は欲しくなってしまう。
またオフィスでも冷房の中にずっといると当然冷える。
下図のようにハムストリングだけ、筋肉が硬くなる。
本来腰が痛くて坐骨神経痛なら、腰もお尻もハムストリングは痛くなる。酷くなればふくらはぎまで響く。しかし冷えだけが原因の場合は、ハムストリングしか硬くならない。これが最大の特長である。身体を診るとすぐにわかる。
腰痛でも坐骨神経痛でもない。下腹部が悪いだけである。
当然、腰痛治療とは異なることをする。
この時期この話を朝から晩までしている。
腰痛ではないが、この硬くなったハムストリングをほったらかしにしておくと、腰痛や坐骨神経痛が出るので注意が必要である。