当院の電子化について

現在600名ほどの患者さんとLINEで繋がっているが、日々体調の変化は勿論、「何時が空いていますか?」の問い合わせも多い。
段々と当院でも電話番の確保が難しくなり、いい機会と思い、9月14日(日)から予約システムを導入する決定をしました。
それに伴い決済も電子決済を導入し、今まで長い間、「現金を使うのはおたくだけ。おたくのために財布に現金を入れてきた。」と言われ続けましたが、かなり利便性は高くなりました。
電子決済は入れてみたものの患者さんの方が使い方をよく知っていて、教わりながら何とかこなしているのが現状です。
ここまで来ると「電子カルテ」も考えてしまいます。たまたまこの予約システムを入れている所から、「電子カルテに関して御意見を頂きたい。」と言われ、かなり無理難題を言いましたら、数ヶ月後にそれがほぼ形になっていて、「感想を頂きたい。」と言われ、あまりの使い勝手の良さと少し関わったこともあり、10月ぐらいから導入する予定です。
電子カルテを導入すると実はこんな事が出来てしまうのです。
まず患者さんと共有しますから、「前々回の治療の時に何か言われたんだけど、何だったかなぁ?」「前回膝が痛くなったのは何時だったかなぁ」「医者に行って何か調べてこいと言われたけど何だったかなぁ」「次に○○が起こったら、治療が必要と言われたんだけど、何だったか」「次回持参する種類は何だったかなぁ」といったことが全て解決します。
本来カルテは患者さんの情報なのですが、日本の法律ではカルテの所有権は医療機関にあります。しかし最近は「医療法」や「個人情報保護法」により、原則としてカルテを開示する義務があるとされています。
当院の電子カルテには過去の情報や現病歴、病院での検査結果、最近の体調から健康食品、関節の状態まで、細かく記載されます。
それを共有することで、ご自身が感じていなかった所にも気づくようになり、より高いレベルで健康管理が出来るようになります。
そしておそらくその横には予約システムのボタンもあるでしょうから、とてもスムーズな流れになることは間違いありません。
電子化を準備している中、最近は何ともワクワクしています。