残存について
足の痛みが中々治らなかった患者が漸く、少し落ちついてきた。足が落ちついてきたら今度は左の腰が痛いという。この話を聞いた途端、「残存ですね」という話をした。残存とは例えば子供が不良で悩んでいる親がいて、突然子供がいい子になっても親の中にモヤモヤは残っている。そうなれば親は文句の1つも言いたい。子供が良くなった瞬間、親のモヤモヤが消えるわけではないのでこれを残存という。子供が不良の時は子供ばかりに目がいくが、子供が落ちつけばモヤモヤしている親が目立つ。こういう場合、子供の問題が解決しているから、親の治療は楽なのと同じように、この左腰痛は楽に治せると本人には伝えた。