終の棲家の探し方

年配の患者さんを治療していると、時々終の棲家の話が出る。生まれ育った田舎に帰る人もいれば、新天地を求める方もいるだろう。そんな時、参考にして欲しいのが、「土壌菌」である。どういうことかというと、私の場合、群馬県で生まれ18才までそこで育った。当然群馬の土壌菌で出来た野菜を食べて育ったわけである。それが自分の身体に最高かどうかはわからないが、腸内細菌はそうやって作られたことは間違いがない。だから、色々な場所で「地のもの」を食べ、自分の身体が喜んでいるかを検証して欲しい。水も野菜も魚も全て食べ物は土壌菌の影響を受けている。そこをつかめば、今まで以上に腸内環境は良くなり、健康長寿は間違いがない。終の棲家の決め方は、腸に聞くのがいいと思っている。