生きていくのに必要のないものは見えない
時々この話はする。例えば寿命、これは生きていくのに見える必要がない。もし寿命がわかったら人はどういう行動に出るだろう。たとえば私が、親と同じ82歳で死ぬとわかったとする。そうしたら必ず、逆算する。「死ぬまであと11年と11ヶ月と12時間と35分・・・」。1ヶ月経てば、「死ぬまであと11年と10月と12時間と35分・・・」。これでは生きられない。何時死ぬかわからないから人は生きられる。結果が分かれば物事は楽だが、例えば婚約を申し込む場合、「5回目のプロポーズで承諾を戴ける」とわかったら、ドラマの101回目のプロポーズではないが、4回目のプロポーズは「どうせ次回は受けてもらえるから・・」と手を抜くのではないだろうか。仕事柄、会社を興して成功した方は多いが、必ず、「何時出来るかわからなかったが、出来るまでやった。出来たら意外と大きくなっていた。」と大体同じ事を言う。最近は若い方が、「結果が見えない、わからないからやる気が起こらない」という話を聞くが、これは逆だと思う。わかったら人は何もしない。「生きていくのに必要のないものは見えない」だから、出来るまで頑張る中で面白い事が沢山起こるのである。