消火活動をしました
例えば、今自宅の壁がボヤで燃えているとする。そんな時、コップ1杯の水をかけて「消火活動をしました」と言われたら、何と言うだろう?「火は消えたの?」と聞かれれば、「消えたかは分かりませんが、消火活動はちゃんとしました。」と言うだろう。バケツに10杯くらいかけてくれれば火は消えるだろうが、コップ1杯程度で消火活動と言われても困る。実はこれと同じ事が身体でも良く起こっている。「胃薬はちゃんと飲んでいます」と患者はいうが、効いていない。身体はスイッチ論と言って、スイッチが入らなけなければ、飲んでいないのと同じである。しかし患者は「ちゃんと飲んでいる」と、必ず言うだろう。問題は火事なら、火が消えることだし、身体ならちゃんと効果が、出ていることである。ただ飲めば効くということはない。効かせるための工夫が色々とあるのである。私は患者が、「○○はちゃんとやっています」と言っても、その効果が確認出来ないと、「やっていないのと同じ、ボヤで言えばまた火は消えていない」と必ず言うことにしている。