身体の寺子屋・真犯人シリーズ-左膝痛

今までブログを2400本書いていて、当院の常連さんのレベルも段々上がってきていて、少しだけ「身体の寺子屋」と題して難しい内容を解説いたします。まずは「真犯人シリーズ」と題して、左膝痛からお話します。
以前から、「左膝痛と胃炎」でも書いているとおり、胃炎が原因で左脚が硬くなることがあります。左脚が硬くなり、特に太腿(大腿四頭筋)が硬くなれば膝痛が出ることがあります。では少し解説します。

まずはポイントをいくつかお示しします。
1.膝の痛みを取る場合、大腿四頭筋から診ます(勿論レントゲンやMRI、各種検査も考慮)。大腿四頭筋がかなりの部分膝痛の支配権を持っています。
2.漢方では「胃経 いけい」と言って、身体のどこかに異常があるとその経絡に反応が出ます。「胃経」と言ってもいいのですが、あまりに皆様になじみがないので、個人的に「スタマックライン 胃の線」と言っています。これは学会では通用しません。身体の臓器から関係する線が出ると思っていただければ良いです。本来胃からは足に向かって左右出るのですが、左の方が強く反応が出ます。先程の大腿四頭筋の真ん前より少し外側に反応が出ます。
3.大腿四頭筋は悪くないのに胃が原因で硬くなれば膝にも影響が出ます。
4.左のスタマックラインだけ硬い患者で、左膝痛を訴えていれば、胃薬でスタマックラインが柔らかくなり、膝痛が軽減します。
5.これはあくまで胃薬が効けばの話で、ただ飲んでもダメです。明確に胃が改善しなければ、スタマックラインは柔らかくなりません。

上記のように条件の下で、「左膝痛を胃薬で治す」が成立致します。