人からいじめられたら

仕事柄、患者さんの身体が、人間関係が原因でおかしくなって来る方は多い。これはもう40年位前に師匠から教わったことだが、「相手が何と言ってきても全てyesで答えなさい。最後にbutと言いなさい。」っと伝えている。どういうことかというと、例えば忙しくしている奥さんが、夕飯の調理時間が十分取れず、いつもより味が薄い料理をご主人に出したとする。するとご主人は、「なんだこれ、味が薄いじゃないか」と言ってきたときに、「私だって忙しい中頑張って作ったのに、そんな風に言うなら食べなくてもいい。」と言い返すと、ご主人が、「料理一つ作れないのか・・・」となってしまい喧嘩になってしまう。しかし奥さんが、「あ、本当だ、不味い。」と言えば、ご主人も、「まぁ、時間がなかったみたいだから仕方ないけど、次回はいつものにして。」と言ってそれで終わり。私なども最近はないが、以前、「この間鍼をやって貰ったら逆に腰が痛くなっちやった。」と患者に言われたこともある。「私だった一生懸命やっているんです・・・」と答えて、患者が、「一生懸命やってこの程度が」となれば、喧嘩になってしまう。しかしこちらが、「それは申し訳ありません。実は私鍼の免許は持っているのですが、鍼下手なんです。あまり上達しなくて・・・。どこかにいい先生いませんかね、私も探して自分の腰に打ってもらおうと思っています・・・・。」と言えば、患者は、「しょうがないなぁ」で終わり、喧嘩にならない。相手が何を言ってきても全てyesで受けろというのは素晴らしい知恵で、未だに心に刺さっている。サラリーマンの患者さんから、「仕事の8割は人間関係にエネルギーを使っている。」と教わったが、ここをyesで乗り切ると少し体は楽になると思う。