キーワード 寿命

ライオンタイプと完治

ライオンタイプは筋肉の質はいいし、我慢強いし、回復力も優れている。小鳥タイプに比べて極端に通院が少ないのでカルテが薄い。軽い腰痛なら殆ど1回で治癒する。非常に少ない回数で治ることを本人も知っているので、腰痛治療で3回目ともなると、「今回はどうして1回で治らない?」と言われてしまう。そんなライオンタイプだが、マラソンをやっている方などで走り方を変えると、今まで使ったことのない筋肉を極端に使うので治療…

人は希望で生きられる

これは聞いた話だが、がんで余命宣告された患者さんが、その余命が切れた日に診察を受けたという。 「先生まだ大丈夫です。生きています。」 何ともシニカルな話だが、気持ちは分かる。 よく寿命と言うが人は生きていくのに必要のないものは見えないようになっている。 例えば60才の方が83才で亡くなるとすると、毎日あと22年と12ヶ月4日2時間35分と寿命を必ず逆算する。 この段々減っていく感じ、人は耐えられな…

酷い腰痛で悩める喜び

以前にがんの患者さんから、「最近腰が痛くて嬉しい。」と聞いた。 聞き間違いかと思ったら、本当に嬉しいという。 がんを患うとどうしても生き死にの問題になる。 どれだけあと寿命があるのだろうか。 再発はするのだろうか。 残された家族はちゃんとやっていけるのだろうか。 寝ても覚めてもがんが頭から離れないという。 そんな時腰が痛くなると、腰痛では死なないと思ってしまうと言う。 ひどく痛みを感じるということ…

合いの手

仕事柄、体について何かいい話を聞かせて欲しいとはよく言われる。 しかしテーマを与えられると長年仕事をしている分、ある程度答えられるのだが、漠然と何かいい話と言われると中々出てこない。 一つの話をしている時も患者さんが上手に合いの手を入れると、しゃべりやすいのでつい余計なことまでしゃべってしまう。 この合いの手はいい治療を受けるために、患者さんにとって必要な術であると何時も感じている。 治療する側は…

引越と草むしり

昔から年を取ってから引越をすると寿命を縮めると言われるが、本当にその通りである。 以前70代の方が引越をして小さい荷物は業者に頼まず、自分で色々とやったものだから、身体が回復するのに2ヶ月以上かかった。 その間週に1~2回治療を受けていたので、かなり高いものについたと思う。 これなら業者に任せた方が良かったのではないだろうか。 口は出すが一切手を出さない。 箸一つ持たないぐらいの気持ちでやらないと…

大往生について

先日の11日は東日本大震災一周年の追悼式が各所で行われた。 いまだに行方不明な方もいらっしゃり、心から哀悼の意を表したい。 この災害を機に命に関して考えた方も多いのではないだろうか。 先日、「大往生したければ医療とかかわるな」を読んだ。 大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書) 中村 仁一 (著) この業界30年以上いるが何とも核心を突いたお話しに唸ってしまった。 私自身、病院勤務の経験や…

病気はいくつあっても同じ

前回、「意外な患者の反応」ということで書いたら反響があった。 賛成の意見やあり得ないといった意見など様々だが、もう一つ患者さんから教えてもらったことを書いてみたい。 それは、「病気はいくつあっても同じ」という考え方だ。 それを教えてくれた方は確か4つぐらい病気があって、色々と指導を戴いていたが、あまり真剣に医者の話を聞いていない。 理由は、「人間は複数の病気で死ねない。死ぬ病気は一つ。だから死なな…

がん予防に関して

当院は毎年、年賀状にワンポイント健康アドバイスを書いている。 今年はがんの予防に関して書いたら、反響があって今までがんに関して感じていることを書いてみたい。 15年ぐらい前だが、私がよく治療している人の中にがんが少ないことに気がついた。 その時は我々の治療は保険は効かないし、やはり経済的に豊かな方は食べ物が違うのだろうぐらいにしか考えていなかった。 数年前にBi-Digital O-Ring Te…

病気が不安な理由

考えてみれば子供の頃から病院通いでもしない限り、身体のことを殆ど考えずに育つのではないだろうか。 学生時代は何をしても身体は壊れず、いくら疲れても一晩寝れば元通り、腹一杯食べても少しお腹が苦しいだけで何ともない。 私から見ると羨ましい限りだが、40才近くになると少しは身体のことが気になってくる。 お腹が出たり、医者に行くと高脂血症と言われたり、前日の酒が残ったり、いくら寝ても疲れが取れなかったりと…

毒の効用

先日、九州の原発セミナーに参加した。「ホルミシス効果」といって本来放射線は人体に対して有害だが、微量であれば有効だという話を聞いた。以前に関節炎の治療でビーベノムと言って蜂毒を使う治療の勉強をしたことがあるが、なんでも微量なら役に立つ。毒も満更ではないと思っていたら昔解剖の勉強をしていた時に、解剖学の教授から面白い話を聞いたことを思い出した。この患者さんの肺は少し汚れていますが煙草は吸っていません…

我慢弱いこと

多くの患者様を見ていると我慢強いがゆえに仇になっている場合が多い。ずっとつらかったのに我慢して、ついに耐えきれず、病院に行って即入院。医者に「何でこんなになるまでほっておいたんだ。」と叱られる。患者、「・・・・・・・」。昔から「病気は仰山にしろ」といって、小さな病気もバカにせず、ちゃんと治療しろという意味だが、実践なさっていた方がいた。 ある小唄の先生が当院の休みの日に電話をかけてきた。「もう腰が…

「遺伝子も腸の言いなり」を読んで

仕事柄どうしても免疫の勉強は必要で、最終的には腸をどう整えるかという話になる。特に藤田紘一郎先生の著書はよく読ませて頂き、ご自分のお腹に寄生虫を飼う事で有名である。先日も講演を聞いて益々腸の大切さを再認識した。 近著、「遺伝子も腸の言いなり」の内容は今まで疑問として解けなかった問題に対して、明確にお答えを頂いた。親の病気を引き継ぐとどうしても我々は、「遺伝ですね。」と言ってしまう。聞いた患者さんも…