キーワード ウィルス

ヘルペスについて

患者さんの中にヘルペスウィルスがなかなか治らない方がいる。ヘルペスは免疫が下がると皮膚に湿疹を表し、酷くなると痒いのを通り越して痛くなる。場合によっては入院して数日間、抗ウィルス剤の点滴を受けなければならない。こちらとしてはどういう時にヘルペスが暴れるのか調べているが、中々つかみ所がないのが現状である。腸や冷え、ストレスがあれば悪化するのだが、必ず皮膚に反応が出るかというとそうでもない。色々と整え…

医者の治ると患者の治る

長年この世界にいると医者と患者のずれを毎回感じる。 例えば風邪一つ取っても、医者の言う治るは症状がなくなることである。 咳や喉の痛み、発熱、鼻水など止まれば治癒である。 そのために症状を抑える薬を出す。 風邪はウィルスだから本来は治す薬など世界のどこにもないのだが、菌も混合感染といって起こしているので、その菌だけは抗生剤で抑えられるから症状が軽くなり、良くなったと感じる。 患者は風邪を引きにくくし…

頬で良かった

体調管理をよくやっている常連さんがヘルペスが出たという。初めは顔の頬の湿疹かと思っていたらピリピリするので医者に行ったら、ヘルペスと言われ抗ウィルス剤を5日間出され、事なきを得た。本人にしてみるとそんなに免疫が落ちているとは思えないし、体調も悪くないのにどうして出るのかわからないという。確かに医学書には体調が悪い時、免疫が下がった時に出るとは書いてあるが、実際は患者を診ているとどんな状況でも出る。…

一辺にできない治療

小鳥タイプの方が眩暈(めまい)できた。治療は下記の通りである。 EAT(Bスポット療法) マウスピース 乳酸菌 首のゆがみの矯正 前腕のこり(ストレスの緩和) 胃炎治療 スプリングティーや荏胡麻でウィルス対策 治療自体は難しくないが、まとめて治療できないのが歯がゆい。以前、小鳥タイプの方にまとめて治療して失敗したことがある。相手の器を考えないで、いいと言うことをまとめて指導した。すぐに溢れてしまい…

生きる力と顔のイボ

常連さんの奥様さんが、最近ご主人の顔のイボが突然で出したという。皮膚科で治療しているのだが、どうして突然出るのかという話になった。「それは鼻か、腸が悪いと言うことです。あとは腫瘍体質。おできが出来やすいか、顔のイボはウィルス性ですから免疫が下がっている。あとご主人の年齢も関係あると想います。男が50代半ばになると、定年が見え生きる希望がなくなってくる。生きる活力不足で顔に湿疹などが出来やすくなる。…

転んでわかった耳の病気

年配の方がここ数日4回も転んで、娘から脳波を調べてもらった方がいいと言われたという。話を聞きながら転ぶ理由が足なのか、血行不良なのか、脳の病気なのかBi-Digital O-Ring Testで調べてみることにした。調べてびっくり耳が(-12)と飛び抜けて悪い。これは今までに何か既往歴があるはずなので聞いたら、10年前に突発性難聴、それから5年前にメニエール病をやったという。「右でしょう。」と言っ…

寝違い再発とコーヒーカップ

10日前に寝違いの治療がうまくいき、痛みが取れたのにまた再発したという。何かあったかと聞いても何もないという。この方は長い間メニエール病で耳の調子が良くない。最近は耳閉感まである。耳に症状を持っている方は悪い方の首の横の筋肉-胸鎖乳突筋が硬くなる。10日間の生活を聞いて、「子供とディズニーランドへ行ってコーヒーカップでグルグル回された。」という。「そんな事したら、耳が悪化して首が硬くなって簡単に寝…

ウルトラスーパードツボの男の38才

紹介でここ3-4年、肩が痛いという40才ぐらいの男の人が来た。仕事を聞いたら一日中パソコンをやっている。腕を診たら典型的なパソコン病である。こういう場合は腕を治さないとパソコン病は治らない。しかし腕の反応は出ない。腕が辛いと言って来る方はいない。それがすべて肩の痛みや首のゆがみに悪影響を与えてしまう。この方は困ったことに不眠症とパニック症候群もある。パソコンのやり過ぎで首のゆがみ(頭への血行不良)…

常識が大きく変わるとき

Bi-Digital O-Ring Testを勉強して20年が経つ。 身体の中の見えない情報を知りたくて学んだ。 学んでわかったことは現代医学の検査に引っかからないレベルで、簡単に病気が起こるということだ。 ウィルスや菌の感染、血行不良や内臓の機能障害に至るのでBi-Digital O-Ring Testで見える。また数値化も出来る。 だから何処に問題があって何をやったらいいかがすぐ分かる。 これ…

鎮痛剤は病気を治していないという話

橈骨神経痛で通っている患者が極端に投薬を嫌がっている。「この神経痛は鎮痛剤では治らないことを知っている。医者から薬をもらってもそのまま捨てている。」と言う。気持ちは分からないでもないが、我々の立場からすると少し違う。鎮痛剤を使う目的は神経痛を治すためではない。身体が少しでも痛みを感じなければ快復力が働き、体力で治せるチャンスが増える。この方には次のような話をした。「例えばあなたが冬に風邪を引いて家…

眩暈(めまい)の原因-耳石(じせき)について

眩暈(めまい)を訴えてくる方は多い。良性発作性頭位めまい症という病名があって、耳の中の石が三半規管に入り込み、めまいを起こす。発作時間は短いまだが坐っていた立つときとか、頭の位置によって石が動き、眩暈が起こる。朝、目が醒めたときに少し右を向いたり、左を向いたりすると楽になる。医者に行くとメリスロンなどの薬が出る。売薬ではトラベルミンが効く。専門の先生が耳石を安定した場所に移動させるための体操、運動…

橈骨神経痛と三角巾

2-3ヶ月前に腕を捻り、二の腕の後ろが痛いという方が来た。調べると橈骨神経痛である。すこし時間が経っているので、肩まで痛くて整形に行ったら、五十肩と言われたという。我々から診ると、単に橈骨神経痛の痛みが肩まで影響しただけだと思うのだが、リハがいやで来たという。調べてみると握力は右も左も20kg。ひどい方だと7kgでお茶碗を落とすが、まだこの方は筋力を維持している。橈骨神経をやってしまうと下垂手とい…

筋肉痛と神経の興奮

少し無理をして腰が痛い場合、何となく重いのとピリッと感じるでは全く原因が違います。何となく重いのは筋肉痛ですから治療しなくても安静と時間をかければ自然に治ります。しかし腰にピリッと感じるのは神経の興奮ですから、悪化するとぎっくり腰になり動けなくなってしまいます。我々は症状を聞けばどちらなのかすぐに分かりますが、一般的には区別がつきません。この神経の興奮ですが、身体の何処かに痛みを感じ、我慢している…

あの手この手

重金属沈着には中国パセリを使うが、これがあわない場合はどうするか。答えは葛湯、ホクレンの片栗粉、発汗である。 ウィルス対策でEPAと荏胡麻が使えない場合場合はどうするか。答えは藍である。 活性酸素の除去でスプリングティーを使えない場合はどうするか。酵素を使う。 身体の中に帯電しているものを抜くのに銅板を使うが使えない場合はどうするか。泥んこ遊びである。 長年の経験で定番治療が使えない方がいる。常に…

マラソンと荏胡麻

マラソンレースに出た方が、途中から天候が悪化して体調を崩したという。話を聞いてみたら、まず膝の痛み、坐骨神経痛、腰痛、股関節痛、背中の痛み、頭痛、不整脈、喉の痛みと出ている症状が全てウィルスで説明できる。こういう場合は走りながら荏胡麻を飲むといい。本来ならEPA(fish oil)と言いたいのだが、実際使ってみるとEPAは胃に負担がかかったり、アレルギーの方がいたり、出血性素因があったりと万人向け…

医者が飲まない薬

最近は書店に行っても過激なタイトルにしないと本が売れないからなのか、ドキッとするタイトルの本が多い。 「医者が飲まない薬、受けない手術」を思わず買ってしまった。 風邪はウィルスが原因なので抗生剤で効かない 抗生剤の服用で耐性菌を育てる 擦り傷に消毒は逆効果 効く胃薬は骨をもろくする コレステロールを下げる薬で筋力が低下 睡眠薬で認知症誘発 抗がん剤が効くというのは治ることではない 内容的には今まで…

藍について

Bi-Digital O-Ring Testではよく藍が出てくる。 藍は藍染めの藍で、昔から、「藍染め職人は風邪を引かない。」とか、「冷え性や肌荒れに効く。」と言われてきた。 また衣類の保管にも防虫効果の高さは知れ渡っていた。 高価な着物は藍の風呂敷に包んでいたという。 元々抗菌効果が高く呼吸器や肌荒れにいいが染料として多く使われている。 薬用としてフグ毒などの解毒や解熱剤としても使われた歴史があ…

癲癇(てんかん)の治療に関して

Bi-Digital O-Ring Testをやっていると時々、癲癇(てんかん)の子供を診る。ある程度下記のような特徴があるので少しまとめてみたい。 頭に重金属の沈着が見られる-アルミ鍋やアルミ缶ジュース、歯の詰め物-治療には中国パセリ 活性酸素のレベルが高い-8-OH-dG-治療にはスプリングティー 腸管免疫が弱い-頭のアセチルコリン・セロトニン・ドーパミンの低下-治療には乳酸菌 頭部にウィルス…

風邪を引かない方法は?

ある女優さんが仕事柄、風邪を引けないという。しかし舞台稽古で何人か咳をしているので何とか方法はないかという。これは一つの方法だが、以前風邪の予防法でも書いたが、少しの風邪を初めに引いてしまうことだ。咳のひどい方と長い時間を過ごすとうつってしまう。当然酷くなる。しかし軽い方なら、うつってもひどくはない。だから家族に酷い方がいるとどうしても重症化してしまう。舞台稽古の時に軽い方からまず風邪をもらい、そ…

下痢対策の話

以前から「鼻」「歯」「腸」に問題のある方は中々よくならないと書いた。この中でも先ずはじめに治療するのは腸である。本人も子供の頃から下痢体質と諦めている方でも乳酸菌の摂取やお酒の量や刺激物の摂取、脂肪分の制限などで下痢が改善することは多い。まず大人になると飲み会が頻繁になる方がいる。以前、ウィルス性の疾患で中々良くならなかった方がお酒の量を1/3にして、劇的に良くなった方がいた。本人もこんなにお酒を…