キーワード 心臓

GOTが高いと言われて・・・

昔は肝機能をGOT・GPTと言っていた。今は少し変わって「AST(GOT)」と「ALT(GPT)」と言うようになった。今日来た患者がGOTが49と正常値を超えたという。正常値が40だからほんの少し頭が出た。どうしても気になるようなら2週間後に測って、問題なければそれで終わり。我々からすると全く気にする話ではない。普通問題視するのは大体100を越えてから。採血毎に上がっていくようなら、肝臓が壊れたか…

身体を捻って背中かがピキッ

少し無理な姿勢をしていると時々背中がピキッとする。あっと思って痛みだすと強烈に痛いことがある。寝違いやぎっくり腰の背中番である。正式には肋間筋捻挫とでも言えばいいのが、昔は「肋膜捻挫」の様なことを言っていた記憶がある。治療法にはコツがあって、痛くなった瞬間に30-60秒ぐらい身体を動かさず息を止め、痛みを我慢する。その後楽になることが多い。しかし痛くなって動かしたり、深呼吸をするとかなりきつい痛み…

なぜ肩はこるのですか?

眩暈(めまい)で通っている方から、中々ストレートな質問である。この方は眩暈(めまい)の治療のために「EAT(Bスポット療法)」「乳酸菌」「荏胡麻」「発汗」「利尿剤」「マウスピース」と色々やっている。本人は中々各々の治療と眩暈(めまい)がどういう関係か理解していない。肩こりも同じで肩を治すために色々と手を尽くす。そこで例え話をした。「肩は単独で悪くなることはあまりありません。○○で肩がこるのです。胃…

私の身体のスイッチ

前回、突然良くなる身体をかいた。患者さんから、「先生のスイッチは何ですか?」と聞かれ、少し書いてみたい。 泣くこと-1番弱いのが動物、特に犬がやられているシーンは弱い。ドラマでも泣けるシーンの後はスッキリする。理由はわからないが何かのスイッチが入り、身体がスッキリしてしまう。 フルコースのフレンチ-以前、ロールスロイスでなぜかスッキリする女社長の話を書いた。もちろんそんなに高いところへ行けるわけで…

朝起きて具合が悪い

時々患者さんが、「朝起きて具合が悪い。少し動くと楽。まだ朝がダメ。」と言う。人間の身体は寝ているときは特別血液を全身に一杯送らなくてもいいので、血流は緩やかである。朝起きて心臓がバクバク拍動していたらホルモンか何かの異常である。目が覚めてゆっくり心臓は拍動を上げ、歯を磨いたり、用を足したり、ご飯を食べたりで普段の状態に持っていくる。だからすこし時間が経つと楽になるのである。我々から見ると「朝起きて…

病院の待合室

病院勤務時代に午前の診察は9時からだが、早い患者さんは7時30分にはもう待合室にいた。 ある程度お年寄りのたまり場になっていて、「今日は○○さん来ていないけどどうしたのかしら、具合でも悪いのかしら。」としゃべっている。 長年通っているとどうしても病院の内部事情に詳しくなり、患者の主になる。 見慣れない患者を見つけると、「あなたはこの病院は始めてか?あなたは知らないだろうがこの病院の院長は奥さんに頭…

右手を使っているのに左の肩甲骨が悪い場合

本来は右腕を使えばその影響で右の肩甲骨の周辺が硬くなります。しかし反対側に反応が出ている方も時々います。理由はいくつかありますが、下記を疑います。 歯の噛み合わせに問題 胃腸障害 心臓の反応 古傷 背骨の問題 首のゆがみ 以上のような原因があると、右腕を使う方でも左肩甲骨に反応が出ます。一つずつ当たっていけば原因は掴めます。

鬱病一歩手前

数年ぶりに来た方が何となくスッキリしないという。試しに「鼻炎」「噛み合わせ」「胃腸炎」はないか聞いたら、すべてあるという。それでは病気は治らず、一つずつ医者に行って治療してもらわなければならないと説明をした。そして身体を診ると末端の腕や足が硬い。これはストレスを意味するので、心臓も診たら「ヤダモン君」がいる。硬さから2-3年経っているので、話を聞いたら、お父様を亡くし心が癒えないという。そして首を…

定年した男性が注意すべき事

60代後半である男性が仕事を止めた。今まで忙しく動いてきて急に定年となるとすこし時間の使い方が難しい。この方には次のことを話した。 すこし時間が経って仕事を再開するにしても2年後が良い。これは「どんなに辛いことでも体は2年で回復」で書いたが、心身共にリフレッシュするのに2年が丁度いい時間という事がわかっている。 定年後は以前より頻繁に当院に通うようになる。これは、今までは忙しそうにしていたから何も…

温めれば治まる症状

昨日来た方は年配の女性は病名だけ挙げるとすごい。腎不全で人工透析、高血圧、心臓のバイパス術、脊柱管狭窄症で体重が35kg、胃腸は動かないし、階段は上れないし異常な冷え性。薬は嫌いだし、透析以外では医者に行かないという。まず35kgでは体力が全くない。透析で20kg痩せて冷え性も酷く靴下3枚履いてもダメで眠れないという。湯たんぽは使っているが寒くて寝られないという。こういう場合は温熱療法しかないが、…

ライオンタイプを治療しながら小言が出る

ライオンタイプで見るからに社長という方が来ている。この方の身体を診る度に、私は小言を言っている。「今までは身体に自信があるから多少辛い症状が出ても無視してきただろうが、50才を超えるとそうはいかない。20才の頃と比べて体重は15kg増え、今までなら簡単に治っていた首や腰の痛みも自然に回復しない。背中を診ると外食ばかりで、甘い物取りすぎと刺激物の摂取は聞かなくてもわかる。腕や足を診ればストレスはたっ…

転んで胸を打ったら過食に注意

年配の方が転んで左胸を打撲した。症状は咳き込むと痛い。典型的な神経痛様の症状である。症状が神経痛と同じだから、冷やしてはいけないことはわかると思うが、痛めたところが丁度心臓の反応点と重なる。病院に行って心電図を取るときに、左胸の第4肋間から始まって脇にいくにしたがって第5第6と、くっつくカップ(サクションカップ)をつける。だから打撲なのに心臓に悪影響が出る事がある。そのことを患者さんに伝え、尚かつ…

医療関係者の一言

中年の女性が動悸でかかりつけの医者にかかった。医者から、「甲状腺も診ておこう。」と言われ、知り合いの看護師から「このままでは危ないから仕事は止めなさい。」と言われ、薬剤師から、「血糖値は?」と言われたという。心臓で行ったのに何でこんなにばらばらなことを言われるのかわからないと言ってきた。「なるほど確かに言われた内容はばらばらですが、皆意味があって言っています。まず甲状腺の機能が亢進してしまうと心臓…

水虫の薬とぎっくり腰

以前から水虫を治そうとして医者から抗真菌剤をもらい、胃を壊し、そうなると腹筋が働かないのでぎっくり腰で来る方が多い。抗真菌剤も3ヶ月飲まなくてはいけないものがあり、殆どの方が胃を壊す。胃粘膜保護剤とか出ればまだいいが、途中で止める方も多い。酷い方は心臓まで苦しくなる。投薬を継続することが不可能である。そうなると別の方法で治療しなければならない。患部に薬を塗ったり、清潔にしたり、氷水に浸けたり、酢に…

初恋ヤダモン君の反応

心臓の反応を当院では「ヤダモン君」と言っている。左の背中に出るのだが、とてもよく人の心を表している。嫌なことがある硬くなるし、問題が解決するとヤダモン君は消える。我々から見ると心が裸の状態である。明日、ゴルフに行くと言われて、接待か趣味がすぐ分かる。交渉事があるといわれて、うまく行っているかどうかもわかる。今日来た方はヤダモン君はあるのだが、何とも初々しい。まるで初恋をしたときの初々しさを感じた。…

透析後の不眠症

人工透析を始めた後で体調は回復したものの、不眠症の方が来ている。話を聞くと透析前に調子が悪く、仕事が滞っていたので、透析後に仕事で根を詰めたという。デザイン関係の方なので一日中座り仕事で足は冷えるし腰は痛いという。こういう場合は頭に血が行きすぎていて神経の興奮が落ちていないので、運動をすると解決する。散歩出来れば早歩き程度がいい。時速10kgぐらい、競歩ぐらいがいい。40-60分程度歩いて額から軽…

受け身の治療の現界

以前、高身長と血流で書いたが背の高い男性で頭が回らないという方は多い。乳酸菌にEAT(Bスポット療法)、マウスピースや按腹、温熱など色々とやるのだが、初めのうちは効果を上げても段々効かなくなることを経験する。そういう方にBi-Digital O-Ring Testを使って心臓を調べるとわずかだが血行不良が反応する。こういう場合は発汗を指導するのだが、お風呂だけでは足りないケースが多い。自ら運動をし…

左腕と真面目な子育て

新米ママは身体を診ると子育てのがんばり具合が分かります。左腕がかなりこっていると子育てを頑張っていると言えます。赤ちゃんは母親の心臓の拍動を感じる左のおっぱいを出来るだけ吸いたいと思っています。若いお母さんだと左ばかり吸われると胸の大きさが変る為、何とか右を飲ませようとしますが、なかなかそうはいきません。左のおっぱいをあげるということは左手で抱っこしながら、右手で家事をこなしているはずです。腕のこ…

筋肉痛と神経の興奮

少し無理をして腰が痛い場合、何となく重いのとピリッと感じるでは全く原因が違います。何となく重いのは筋肉痛ですから治療しなくても安静と時間をかければ自然に治ります。しかし腰にピリッと感じるのは神経の興奮ですから、悪化するとぎっくり腰になり動けなくなってしまいます。我々は症状を聞けばどちらなのかすぐに分かりますが、一般的には区別がつきません。この神経の興奮ですが、身体の何処かに痛みを感じ、我慢している…

肋間神経痛と鬱病

今までパソコン病で通っていた方が、年末に忙しくなり肩甲骨が辛かったという。その後不思議に痛みが取れたら、今度は胸が痛むという。肋間神経痛である。肩甲骨で溢れたこりが前面まで拡がったということになる。一旦楽になったのは良くなったわけではない。そうしたら健康診断で不整脈を指摘されたという。今回はたまたま右側の肋間神経痛だったので、心臓に対しての影響は少ないがこれが左だったら胸痛を言っていたと思う。こう…