キーワード 心臓

肋間神経痛と鬱病

今までパソコン病で通っていた方が、年末に忙しくなり肩甲骨が辛かったという。その後不思議に痛みが取れたら、今度は胸が痛むという。肋間神経痛である。肩甲骨で溢れたこりが前面まで拡がったということになる。一旦楽になったのは良くなったわけではない。そうしたら健康診断で不整脈を指摘されたという。今回はたまたま右側の肋間神経痛だったので、心臓に対しての影響は少ないがこれが左だったら胸痛を言っていたと思う。こう…

高血圧・糖尿病・腎臓病と生き方

以前、安保徹先生から教えて戴いた事で書いたが、過酷な生き方で病気になる。高血圧や糖尿病があり、血管を痛め続けると腎臓を痛めやすい。理由は心臓からの血液は大きな圧力で直接腎臓に行くので、腎臓の細い血管に負担がかかるからである。そんな持病を持った方が、仕事で責任感が強く真面目だと常に交感神経優位になり、益々病気を促進してしまう。安保先生も、「突然なる腎臓病は過酷な生き方が原因。」と教えて下さったが、腎…

声がれについて

声がれのことを正式には「嗄声 させい」と言います。原因は声帯や喉の周辺の異常だけではなく、胃腸や甲状腺機能障害や心臓などもかかわります。よく声がれで耳鼻科の先生から、「これは逆流性食道炎の影響で声がれが起こっている。消化器で薬をもらいなさい。」と言われて、飲んだら声が良くなるケースがあります。甲状腺などもかかわっているので、特に女性で喉の全面が腫れぼったい方は甲状腺も疑うといいと思います。声帯を動…

副交感神経優位の時に仕事をしない

若い頃は勉強する時間がなく、よく夕食後に時間を取っていた。 しかし段々自律神経の事を学び、折角ご飯を食べて副交感神経優位の時に、緊張すると弊害が大きいことを学び、仕事を止めてみたらすこぶる調子が良い。 自律神経は呼吸や体温など生命活動に必要な調整をしているが、自分でコントロール出来ない。 体温を上げようと思っても上がらないし、心臓を遅くしようとしても出来ない。 身体がかってに調整しているわけである…

生き方の問題

以前に小鳥タイプとライオンタイプの話をした。 端から見て元気なのはライオンタイプだが、我々から見るとこのタイプ、困った性格 の持ち主である。 少し特徴を挙げてみる。 1.我慢強い-根を上げることは罪悪だと思っている。体力があるので他人が根を上 げてもライオンタイプは根を上げない。当院は我慢弱い人間を作ろうとしている。 2.現界までやるのが好き-体力に自身がある分、倒れるまでやらないと気が済まな い…

股関節術後のケアー

以前、腰痛で通っていた方が日産玉川病院で股関節の手術をしたあとから、腰が全く痛くないという。昔の手術に比べ成功率は高いし、人工骨頭もセラミックなどで今は30年もついう。手術術前の身体を覚えているので、あまりに見事な手術に感動してしまった。話を聞いたら日産玉川病院では、両股関節を同時に手術出来るぐらいの技術を持っているという。今回はたまたま座り疲れと冷えがあるというので下記の指導をした。 100日に…

ライオンタイプのステージアップ

以前、身体の状態が良くなり新しい状態になることをステージアップとして書いた。このステージアップはそんなに頻繁に起こるわけではないが、アップ前と後では全くの別人のように身体が変わってしまう。今までなら何かをやってすぐに疲れていたのが、全く疲れない。過去が嘘のようである。こういう変化はどうしても小鳥タイプではなく、ライオンタイプに起こりやすい。このライオンタイプも自然にステージアップする方と何かにつま…

ご褒美なしは身体に出る

以前、阪神淡路大震災の後に工事関係の方が今までにないぐらい忙しくなり、半年後の海外でのバカンスを夢見て仕事をしていた。「あと2ヶ月頑張れば南の島に行ける。」しかしある都合で海外旅行に行けなくなり、その落胆の気持ちは分かるが、身体が反応していた。今までにないぐらい筋肉が無反応である。まるで死んでいるようである。こんなになってしまうのかと驚いた記憶がある。今日、また同じような方を診た。海外にいる孫に会…

身体の中を診て治療する時代

長年東洋医学を学んでいるとどうしても、技術が職人芸とか、名人芸という話になってしまう。 ○○先生の治療技術は凄かった、他の先生が真似できない。 昭和の名人の名にふさわしい技術を持っていた。 あのような名人はもう出ない。 しかし最近私が学んでいる超音波診断装置を使って鍼を打つ技術は、新人の先生もベテランにしてしまう可能性がある。 身体の中の特に筋肉・神経の様子が手に取るようにわかり、何処に問題がある…

がんは粘膜の問題

当院の患者さんでメルマガの購読者から、「私の親友で胆嚢がんで手術不可能な方がいる。お酒は飲むが、筋トレをかかさず、マラソンが趣味なのに・・・」と言う。しかし私から診たら、がんは粘膜の病気なので、筋肉をいくら鍛えてもがん予防にはならない。心臓を鍛えるぐらいである。スポーツ選手でもがんになっている。大事なのは粘膜を鍛えることである。だからEAT(Bスポット療法)、歯周病、腸の治療が効果を上げてくる。こ…

身体で決まるステージアップについて

以前、治療効果は階段的変化で書いたが、人の身体が変わるときは良くなるときも悪くなるときも、上り坂や下り坂のような変化ではない。階段的変化である。これは以前、ある社長から教えて戴いた。いくら努力しても変化しないときがある。しかし努力を止めてしまうと成長しない。努力を続けていくとある瞬間にジャンプするという。まるで階段を上るようだという。だから頑張って成長していないように見えても、次のジャンプを目指し…

指の握力と周辺の環境

頚椎損傷で右手の握力が5kgしかない方のリハビリをしている。握力が7kgを割るとコップを落とすので、日常生活に問題が出る。半年間のリハビリで何とか18kgまで回復してこちらは絶好調と思っているが、中々本人は納得がいかない。身体を調べてみると握力のない右手の問題ではなく、左手の使いすぎである。また肩の左右差で首がゆがみ、頭の血行不良により、目まで疲れやすくなっている。左手を使いすぎると心臓の反応(左…

生きてるだけでボロ儲け

さんまさんではないが、「生きてるだけでボロ儲け」は名言である。ある先生が、「最近幸福感がない。」とぼやいた。確かに難しい仕事なので常に問題を抱え、大変なのはわかるが少し視点を変えると違うものが見えてくる。「では先生聞きますが、朝に目が覚めるのは普通ではありませんよ。脳や心臓の血管の病気や寿命を宣告された方、高齢の方などは目が開くかなぁと思って毎日生きています。その後ベッドから起き上がれない方も多い…

肩甲骨詳細図

肩甲骨の周辺には部位別に色々な反応点が出る。図を参考にして戴きたいのだが、肩甲骨の真ん中には腕の使いすぎなどで「腕のこり-膏肓」が出る。これは非常にわかりやすい。触っただけでわかる。次にその少し下は「心臓の反応」である。これは左しか出ない。大きさはおおよそ500円玉ぐらい。別名「ヤダモン君」とも言っている。次に首の背骨の際は「寝違い」である。首を前に倒す時に支えている。何層にもなっていて、ここがや…

身体のこりと社長の判断

以前、首のゆがみとネガティブシンキングで書いたが、身体の何処かに不具合があると頭が働かない。特に社長業の場合、心臓の反応点が出たりしていると、「あまり問題をため込めないでしょう。短絡的な答えをすぐに出しちゃうでしょう。」と言うと、「そうだ。」と言う。社長業は問題をため込み、考え、時期を見てなど色々と腹に貯めておかねばならないことが多い。そんな時身体に余裕がないと、手っ取り早い答えに飛びついてしまう…

子育てと冷たい物の摂取

新米ママの身体を診るとどれくらい子育てをやっているかがわかってしまう。赤ちゃんは10ヶ月間、母親の心臓を感じながら成長している。生まれたあとも同じ拍動を感じたいために、どうしても左のおっぱいを欲しがる。新米ママの中には左右の胸の大きさが変わることを嫌がって、どうしても右をもっと飲みなさいと言う方もいるが、赤ちゃんは納得しない。いつも子供を抱いて仕事をする時は、殆どが左で抱くので左腕や肩がこる。右肩…

「手術は成功しました」について

リハビリの仕事を長くやっていると、手術は成功したと言われるが、痛みが取れないという苦情を時々聞く。のところに「手術と完治」でも書いたが、患者は手術で全部症状がとれると思っている。医者は手術が成功したかどうかが問題で、症状が取れるかどうかはやってみないとわからないと思っている。術前に詳しい説明を聞いても中々うまくいかず、術後にトラブルが起こることがある。 患者「先生、手術の後しびれが取れません。」 …

身体を基準にした生き方

1年前に心臓を手術したが何となく調子が悪く、最近肺炎で入院したという話を聞いた。これはよくあることで、患者さんは心臓の手術をすれば完治して、すごく元気になると思っているがいまいち調子の出ない方は多い。そんな中仕事もセーブせず、手術をしたのだから大丈夫とばかりに頑張ると、免疫の低下と共に肺炎を起こす。本人は、「こんなはずではなかった。」と言うが、我々から見ると、「やはりやりましたか。」と言いたくなっ…

煙に巻く

慢性病の方は多い。 肩はこり、心臓は苦しい、胃の調子は悪いし、腹圧も高い、腰はだるいし、足はシビれる。 何処から治療したらいいのか、病気の犯人を捜そうにも色々とありすぎて、何処か一ヶ所だけ治療してもうまくいきそうにない。 そして辛い症状が続いている。 そんな時はのらりくらりと、煙に巻く治療がいい。 腰が辛いと言われれば腰を重点的に治療し、胃腸が悪いと言われればお腹を揉み、患者さんの言われるままに治…

胆嚢と甘い物

仕事でストレスがかかった方が右脇腹がおかしいという。本来なら病院で超音波をしてもらい所だが、本人は肋間神経痛かも知れないので診て欲しいという。身体を診たら心臓、膵臓に異常部位が集中している。「相当なストレスだったのでしょう。」と言ったら、「かなりなものです。」と言う。ストレスは末端に出るので脛など治療しても全く反応しない。心臓の反応も強い。胃を診たら腹圧は高いし、スタマックラインの反応も強い。何処…