キーワード 乳酸菌

「がん」の非常識

がんの正体がわかれば末期がんも懼れず 白川太郎著 とても興味深いタイトルだったので、一気に読んだ。Bi-Digital O-Ring Testを勉強してから師匠が消化器の医者でがんばかり扱っているので、自然に関心が高くなる。これだけがん患者が増えると、最近はがんと言われても全く驚かないぐらい患者が多い。たまたま著書の内容をまとめた文章を見つけたので、掲載する。 はじめに 末期がんでも治る 第1章 …

オール家電と乳がん

数年ぶりに来た方が、乳がんの手術をしたという。以前診たときに粘膜が弱く、皮膚炎を起こしていたので、乳酸菌を勧めていたがその後来なくなってしまった。話を聞いたら3年前に自宅をオール電化にリフォームしたという。自分の母親、姉妹が全員乳がんをやっているのだが、自分だけ大丈夫だと思っていたがそうはうまくいかなかったという。念のため寝室のテレビや牛乳、スプリングベッドはどうかと聞いたら、「全てやっている。」…

「鼻」「歯」「腸」で難病治療

仕事柄中々症状の改善しない方達を抱えている。 そういう方達の共通の特徴はないか調べてみると「鼻」「歯」「腸」が悪い。 以前は鼻に関しては耳鼻科で問題がないか調べて戴いた程度だったが、EAT(Bスポット療法)のことを勉強してからは鼻洗浄と口テープ(優肌絆)による鼻呼吸まで指導している。 とにかく鼻が治らないとその影響力は大きく、頭の治療など殆どうまくいかない。 次に歯であるが、これは口内炎にしても歯…

アトピー性皮膚炎と治療方針

Bi-Digital O-Ring Testをやっているとアトピー性皮膚炎の方は多い。食事が原因だったり、ストレス、電磁波や重金属沈着などが問題だが治療方針を決定することが難しい。原因の半分以上が電磁波だとすると、いくら腸や食生活を治しても効果は薄い。治療していると良く、「スイッチが入った。」と感じることがある。身体が一気に治る方向に動くのである。少しましなどというレベルではない。突然動き出すので…

ピンピンコロリについて

最近学会でもPPKと書いてあるから何の略かと聞いたら、「ピンピンコロリ」だという。 嘘みたい話しだが、プレゼンテーションに「PPK」と書いてある。 しかしよく考えるとこのピンピンコロリ、意外と難しい。 まずは死因の殆どが「がん」と「血管-脳卒中と心臓病」の疾患だから、免疫と高血圧に気をつけると予防できる。 乳酸菌と塩分制限、少々の運動でピンピンである。 次にコロリだが、これが難しい。 コロリは血管…

健康食品で何とか鬱病治療

鬱病で通っている方が遠方に引越してしまい、中々コミュニケーションがうまくいかない。数ヶ月ぶりに診たら、自分で鬱病に対して効果のあると言われている健康食品を調べ、服用し始めた。飲み始めは効いたと感じるらしいのだが、すぐに効かなくなるという。カルテを調べたら去年の年末ぐらいまではうまくいっていた。今年に入って春ぐらいから色々と手を出し始めたという。今までならすぐに相談に来られたのが、遠方では中々そうも…

山登りと難聴

時々山へ行かれる方がぎっくり腰になりそうだという。腰を揉んでも筋肉がほぐれない。そして頭も痛いという。何か変なので聞いたら鼻炎や難聴で抗生剤を3週間飲んだという。これでは腸内細菌が死んで腰痛が悪化するはずである。そして頭痛と鼻炎など実に症状が絡んでいる。抗生剤を長期飲むときは、乳酸菌をある程度大量に摂った方がいいが、中々その程度もわかりにくいだろう。この時期風邪をひいて腰まで痛い方がよく来るが、腰…

腰の炎症?

大腸がんと腰の手術をした方が、術後は良かったが症状が悪化して、最近は歩くのも不自由だが原因は何かという話になった。話を聞くと漢方で足の血流剤を飲んでもリハをしても、風呂に入っても何をしても楽にならないという。血行不良なら全て効くはずだが、原因が血行不良ではないと身体が言っているのである。では何か。私は「腰の炎症」だと思うという話をした。本来ならこの炎症によく効くリリカ(神経性疼痛治療薬)がいいのだ…

大腸がんと腰の手術

似たような患者さんが続くことは以前から書いているが、どうも腰と大腸がんは切り離せない。お腹を開けるということは腹筋力が弱まったり、癒着などの問題をはらむ。どう考えても腰に対して負担がかかる。大腸がんの執刀医が、「お腹を開けると腰が悪くなる。腹筋強化や乳酸菌を補っておくと例え痛くなっても楽に過ごせるから頑張りなさい。」と一言言って頂けると、我々リハビリをやっている人間は少し楽ができる。担当医に、「が…

のらりくらり

これは私の師匠の患者さんの話だが、乳がんの末期の方が大量の乳酸菌療法で10年以上延命している。 一時は肺にも転移したが、小康状態を保っている。 性格が明るい方で、あまりクヨクヨしないタイプだ。 ある時、ガンセンターで肺の影を指摘されたので、詳しい検査のために指定された日に受診することになった。 師匠も「ガンセンターでの検診結果を教えて下さい。」と言ったら、その日は行かないという。 理由を聞いたら、…

腸のスイッチ

70代男性で後片付けをしたいが頭が働かないから治療して欲しいという方が通っている。 頭の治療は基本的に頭に鍼を打ったり、首のゆがみを治したり、顎関節を改善するためにマウスピースを作ったり、鼻炎をチェックするのが定番である。 次に腸の治療である。 フードチェックや乳酸菌はもちろんだが、按腹や温熱(ホットパックや温灸器)はかかせない。 そしてそれでもだめなら断食である。 出来なければ減食だけでも違う。…

耳鳴りについて

長年仕事をしていると耳鳴りの方が時々くる。 Bi-Digital O-Ring Testを専門にやっている関係も大きいだろうが、殆ど来る方は難治性である。 当院が4ヶ所・7ヶ所・11ヶ所・14ヶ所目と手強い方が多い。 現代医学でも耳鳴りは苦手で、注射で組織を破壊する方法や別の音を聞かせてやる方法など、次々と新しい方法が開発はされているがどうもしっくりこない。 耳鼻科の先生に相談すると、「まず諦めさ…

アトピー性皮膚炎の治療

何十年もアトピー性皮膚炎を患っている方が来る。 完治しないには明確な理由があって、我々は西洋医学とは違うアプローチで何とかしようと考えている。 下記はその概略であるがここを外しては治らないのではないかと考えている。 1.身体の中の重金属(特に歯) 昔は歯科治療でアマルガムなどは平気で使っていた。 歯科は混合金属をよく使うが、その中に身体に合わないものがあると原因になる。 2.歯の詰め物の形(尖った…

身体の壊れ方と健康維持

長年仕事をしていると人の身体の壊れ方が皆同じだと気がついた。 長い方では30年以上治療しているので、老化の様子が手に取るようにわかる。 40才で治療開始してもう70才を超えている方もいる。 以前、男の38才説でも書いたが身体は体重の増加と共に腹圧が上がり、腰に対して負担増となり坐骨神経痛が起こる。 お腹が出て、太腿が細くなり、体型的にぽっちゃりしてくる。 内臓も下垂気味になり、下腹ばかり目立つ。 …

気のゆるみと先を見据えての治療

この時期、気候が温暖になり何となく気が緩む。 風邪を引く人が多かったり、坐骨神経痛や冷え性で悩んだりは、病気に対して無防備になっている証拠である。 寒ければ寒いほど人は気を締めるので風邪を引かないものだ。 冬の間、お腹を暖める治療をしていた方も、もういいかなぁと止めてしまうと途端に胃腸障害が起こる。 そして風邪を引き、下痢をする。 同じパターンの人が日に数人来るから、またかと思ってしまう。 昔から…

便移植

腸に関しては乳酸菌を始め、食品チェック、排便、腹圧の話など色々としてきました。 「便移植」と聞くとちょっと気持ち悪いと感じるかもしれませんが、健康な人の腸内細菌を患者に移植し、腸内細菌の勢力を塗り替えてしまおうとする治療法があります。 抗生剤などの多用で耐性菌を持った腸や潰瘍性大腸炎など中々効果的な治療方がない患者さんに有効と分かりました。 治療に際しては必要な菌だけ選別するといいのでしょうが、実…

顔面神経麻痺の治療

最近、顔面神経麻痺の患者さんが多い。 顔面神経麻痺には2種類あって一つはラムゼイハント症候群、これは3割ぐらいしか治らないと言われている。 もう一つはベル麻痺、これは7割の治癒する。 病院での治療は2週間のステロイドと抗生剤、酷ければ入院で点滴、あとはビタミンか血流改善剤での治療が定番である。 入院しても2週間で出されるから、患者さんは少し不安を抱えている。 軽い方ならステロイドの治療中に、眼や顔…

子供を花粉症にしないための9カ条

アトピー性皮膚炎や花粉症の子供を持つ親にアレルギーに関して色々とアドバイスをした。 最近、子供の衛生環境が良すぎるとアレルギー疾患の罹患率が高くなるという「衛生仮説」を裏付ける研究報告がなされている。 昔は青っぱなの子供がいて、学生服などは鼻をすすってテカテカであった。 我々の上の世代では蟯虫・回虫検査が当たり前だった。 そんな時代にもスギは飛んでいたが、花粉症などいなかった。 花粉症の季節に、都…

時々は風邪ひくことの勧め

先日テレビを見ていたら、免疫学で有名な安保徹先生が、「インフルエンザなどひいた方が白血球が戦うから免疫は元気になっていい。」という話をされていた。 世界の中で日本は薬を使いすぎている。 諸外国の3倍である。 胃が痛ければ薬、熱が出れば薬、腰が痛ければ薬・・・。 私など滅多に風邪をひかないが、数年前に1度だけ高熱が出た。 測ったら39度台だったので、どうなるか様子を見ていた。 頭だけ冷やしてあとは絶…

真っ黒金平

一病息災ではなく、年を取り多病息災になると、便秘ぐらいでも中々薬を使いたいくないのが本音だ。 乳酸菌や食物繊維ぐらいで便秘が解消されれば楽だが、そうはいかない方も多い。 そういう場合にお薦めの一品がある。 「真っ黒金平」である。 普通金平を作る時はごぼうを水に浸し、灰汁を抜く。 ごぼうは線維だけでなく、この灰汁が下剤である。 折角の下剤を捨ててはもったいない。 灰汁を抜かずそのまま金平を作って戴き…