五十肩(四十肩)

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必ず治るpicture_shoulder
五十肩などは殆ど後遺症が残らないので、我々は安心して治療できる。治療しなくても五十肩は必ず治る。我々が治療すれば早く綺麗に治るというだけだ。治り 方も段々良くなるのではなく、ある日突然劇的に治る。まるで階段を上るがごとくだ。前に進んでいても上り坂を上がる感じではない。治療と症状が比例せず、 焦る方もいるが突然良くなるケースは多い。殆どの方は嘘みたいというが、治療効果というのはそういうものである。ジャンプするみたいに治ることがあるの で、どうしてもスイッチ論を感じてしまう。色々とやりながら何処かのスイッチを入れたいと願いながら治療している。去年に右肩がおかしくなり、そのままに しておいたら悪化したので医者に行ってレントゲンを撮ったという方。痛みの原因が骨ではなさそうなので、電気鍼や注 射も効かないという。以前に当院で治療した事を思い出し来院された。治療してみると典型的な五十肩、しかし以前に頸椎ヘルニアがあるので、少し治療は難し い。周辺を丁寧に治療したらあら不思議、肩がよく動く。治療前とは全然違う。しかし私からみれば去年の段階で痛くなってすぐに治療すれば、早ければ数日で 治まったものをここまで伸ばさなくてもという感がある。私自身、数ヶ月前に五十肩の痛みを感じたが3日ほどで完治した。素早く手を打てばこんな物である。

パソコンのやり過ぎ
6ヶ月経って悪化したという方。普通はそういうことはないので、調べたらパソコンのやり過ぎが原因だった。五十肩の痛む場所と、パソコン病の痛む場所は少 しずれている。患者さんは区別がつかないから、五十肩が悪化したという。しかしパソコン病の部分のみ治療して肩の痛みが楽になったので、五十肩の悪化では なく、仕事のやり過ぎだと理解して戴いた。普通、五十肩は3ヶ月から2年ぐらいの間に確実に治る。我々にしてみるとゴールは見えているので、楽な病気であ る。我々が治療すれば早く綺麗に治るということだ。それにしても筋肉の質のいい方は現界まで、痛みを我慢する。ライオンタイプの特徴だが、何とか我慢弱い 人間を作ろうと努力しているが、人から、「大丈夫ですか?」と聞かれると、反射的に、「大丈夫です。」というのは日本人の遺伝子の中に入っているのではな いかと思ってしまう。私なら五十肩の時、パソコンは控える。

油切れ
40代ぐらいの方で肩に痛みを感じる方は油ぎれが原因です。五十肩には少し早いですが、肩というのは我が儘な関節で360° く分、100点でないと違和感をすぐに出します。関わっている筋肉が10本以上ありますから、全てがそれぞれの機能を果たしてくれないとすぐに文句を言い ます。パソコンのやり過ぎや子供の抱っこ、荷物の持ち過ぎやストレスによる腕のこりなど、肩は常に重い腕をぶら下げていますので大変です。治療法は肩を治 すより肩甲骨を肋骨から剥がすようにしてあげると簡単に油が出ます。しかしこの治療はまたすぐに油が出なくなるので継続治療が必要ですが、即効性がありお 薦めの治療です。残念ながら自分では出来ないので、専門の先生の治療をお受けください。

肩のリハビリ
picture_shoulder_kinesio十 肩のリハはご自宅でちょっとずつやった方が、効果が上がります。肩が痛くて上がらない五十肩ですが、大体治療におみえになるのが週1回の方がほとんど、治 療時間は長くて15分。それ以上は殆ど絶えられません。ママさんバレーをやっている方が、早くプレーをしたくて自宅で少しずつリハをしたら、当院だけの治 療より関節に油が出るようになり、何ともスムーズによく動く。肩の三角筋補強テーピングこれには驚いてしまい、ご自宅で少しずつでもリハをやって頂けれ ば、そんなに通院しなくてもいいという話をした。肩関節の構造上、常に動かし続けることが大事で1回やって終わりとはなりません。腰や股関節、膝などのリ ハの方は多いですが、ご自宅での努力も治療ポイントになっています。隙間時間を使ってのリハをお薦め致します。

頭を治療
五十肩のリハビリなどですぐに痛みが戻ってしまう場合に、頭皮を治療すると効果が持続します。漢方では百会(ひゃくえ)といって頭のてっぺんのツボをよく 使いますが、このツボには神経の興奮を静める働きがあります。解剖的には脳の中から静脈が出てくる所なので、心臓への還流促進効果があるのですが、痔など の痛みにも効果があります。肩の痛みを頭でも治療するというのは、ピンとこないと思いますが、実践的にはよく使います。これを知っている先生にかかるとあ の先生にやってもらうと長く持つということになり、評判が良くなります。知らないとあの先生にやってもらうとすぐにまた痛くなってしまうというわけです。

痛みの順番
あるレベルまで治療しないと出てこない体の反応があります。五十肩の方が数回の治療で良くなり、今度は左腰の治療となったときに左側が簡単に治療できてし まい、その後で右のお尻から数十年もののこりが、突然出てきたことがありました。これには本人も驚いていましたが、こちらもビックリ。まるで神様に試され ていて、ここまでは合格したから今度はこの課題だと投げつけられた感じです。今まで反応しなかったところが、何かスイッチを入れてしまい、中から突然こり が湧き出た感じです。一体どういう仕掛けでこういう現象が起こるのかわかりませんが、まるでムー大陸が突然太平洋上に現れたみたいです。

男の弱さ、女の強さ
五十肩は「肩が痛くて上に挙げられない」という状態です。リハビリをしていると男の方は殆ど最後まで続けられません。女性は殆どの方が最後まで続けます。 いかに男が痛みに弱いかがわかると思います。しかし本当にリハビリが辛いのはゼロから半分ぐらいまで治すのが大変で治療の後半は比較的楽です。それがわ かっているともう少しで半分といってこらえられるのですが、このリハのきつさがまだ続くと思うと来なくなってしまいます。男性にもちゃんと説明しているの ですが、リハの最中は痛みが強いために耳に入りません。しかし女性はちゃんと聞いています。「あとどれくらいで半分まで行きますか?」何とも性差を感じる 反応です。

パンフレット
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2015年6月11日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院