筋肉痛と神経の興奮
少し無理をして腰が痛い場合、何となく重いのとピリッと感じるでは全く原因が違います。何となく重いのは筋肉痛ですから治療しなくても安静と時間をかければ自然に治ります。しかし腰にピリッと感じるのは神経の興奮ですから、悪化するとぎっくり腰になり動けなくなってしまいます。我々は症状を聞けばどちらなのかすぐに分かりますが、一般的には区別がつきません。この神経の興奮ですが、身体の何処かに痛みを感じ、我慢していると身体全体の神経のセンサーというか、感度が上がってしまい、些細なことを敏感に感じてしまいます。こういう場合は殆どがヘルペスウィルスがかかわっているので、他の症状として耳鳴り、心臓、頭痛、下痢、喉の痛みなどがかかわります。こちらもヘルペスとの関係がわかっていますので、神経の興奮時に別の症状が出てくるわけです。しかし腰の筋肉痛には別の症状はありません。我々筋肉の治療は楽ですが、神経の興奮の治療には気を使います。このまま耳鳴りや頭痛が酷くならないようにとか、心臓の症状が悪化しないようにと考えます。特に小鳥タイプの方はこのケースが多いので、注意して下さい。ピリッときたら要注意です。