足のシビレを喘息治療で治す話

今日来た方は足がシビれるという。話を聞くと腰痛や坐骨神経痛があるが辛い場所が動くという。こういう場合は本格的な腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性は低いので、ヘルペスウィルスなどが身体のあちこちを動き回っていると考えている。例えば左足に症状がある場合、そこを治療すると右側に痛みが移動したりする。痛みが身体の中を駆け回る。では何故このヘルペスが動き回るかであるが、それは「粘膜」に問題があるからである。アトピー性皮膚炎や便秘、歯周病、喘息、花粉症などのように粘膜に問題がある。何かないか聞いたらやはり「喘息」があるという。こうなるとEAT(Bスポット療法)の出番である。それ以外にも腸の治療は必要だが、喘息が楽になればヘルペスウィルスは減って、坐骨神経痛の辛さも楽になり、足のシビレも減る。「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないが、「ヘルペスウィルスがはびこった症状は、粘膜をよくしてウィルスを減らせば楽になる。」ということである。しかしこの話、説明すれば理解して戴けるが、いきなり鍼灸院に行って、「足のシビレのために耳鼻科に行け。」と言われれば誰も理解出来ない。物事にはちゃんと原因があってそこにメスを入れない限り、症状は繰り返すものである。