ブログランキング5位~9位

ではブログランキングの続きを書いてみたい。

5位 歯を治すと扉が押せる話(鞭打ちの後遺症のツボ)
6位 スタマックライン
7位 首のゆがみとマウスピース
8位 胸骨のゆがみ(胸の真ん中の痛み)
9位 胃薬について

まず5位の「歯を治すと扉が押せる話(鞭打ちの後遺症のツボ)」であるが、病院勤務時代に救急外来にいたので、交通事故で鞭打ちの方はよく来た。こちらがリハをやっていると、ある時腕の外側の硬い方に多いことに気がついた。その人達の特徴は全員が鞭打ちの後遺症であった。首を痛めて何故そこに反応が出るのかは未だによくわからないが、反応が出ることは確かである。だから腕を触っただけで、そこに反応がある方には、「あなた首がダメでしょう」と言うと、「まだ首を触っていないのにどうしてわかるのですか?」と言われる。そして反応は必ず、同側に出る。右の首がやられた場合は右腕という具合である。やがてどうしてこういう反応が出るのか解明したいと思っているが、身体には理屈はわからないが反応するポイントがいくつもある。昔の方はそれを「特効穴」みたいな言い方で後世に伝えた。私も「鞭打ちの後遺症」は後世に残したい。
6位の「スタマックライン」は日本語で言えば、「胃線」である。東洋医学では「胃経 Stomach Meridian」はあるが、敢えて「線」とした。理由はBi-Digital O-Ring Testで胃を描くとそこから出る線が書けるからである。ほぼ胃経と重なっているが、本当に胃経と同じかどうかがわからない。だから「胃線 スタマックライン」と私が命名した。この胃から書ける線は左の太腿の外側から脛に抜け足まで行く。だから胃が悪いとこの線が固くなり、左膝痛を起こすのである。だから時に左膝痛は胃薬で治ることがある。
左膝痛と胃炎
最近は左太腿を触っただけで、「胃炎」と言えるレベルまでになってきた。この筋肉は自覚がでないので、左右同時に押して左だけ硬くて痛いことを見せる。そうすると患者は「あ、本当だ。」といい、その後胃を触ると硬い。こんなにわかりやすい身体の反応は中々ないものである。
7位の「首のゆがみとマウスピース」は「顎関節症に問題かるあると首がゆがむ」ということを言いたい。これには難しい理論があって、噛み合わせと首の骨が連動しているそうである。正しくない噛み合わせで首に負担がかかることを意味する。首が痛い患者が来ても首より先に噛み合わせを治すために、歯医者に送る患者は多い。私自身も歯医者に勧められ、マウスピースをしているが、初めは「本当に効くのか?」と思いながらマウスピースをした翌日かなり首が楽になった体験がある。これは何かの間違いだろうと数日マウスピースを外して数日ぶりに装着したら、翌朝明確に首が楽である。この実験を5回やったので、噛み合わせと首のゆがみの関係は明確である。問題は首が痛いと整形に行ったときに、その原因が噛み合わせとなると整形では治せない。担当の先生に知識があれば良いが、あの整形でいくら引っ張っても伸ばしても注射も打っても、首が治らないと言っている患者さん、噛み合わせを治すために歯医者に行って下さい。かなりの確率で顎関節症に問題がある。
8位の「胸骨のゆがみ(胸の真ん中の痛み)」は胸の前面に「胸骨」といって、肋骨がついているプレート状の骨がある。肋骨とあまりしっかりしていない関節を形成しているので、肋骨が動くとその関節がずれやすい。肋骨が動くのは殆どが肩や腕を使うからである。肩や腕を使うと肋骨がゆがみ、そこを支配している肋間神経が痛みを出す。肋間神経は鋭い神経なので、胸骨ゆがんだ場合、ちょっと触っただけで激痛である。「何この痛み?」と患者がビックリする。そこがやられているという事は、肩や腕が良いわけがない。
9位の「胃薬について」は患者さんは胃薬というと1種類しかないと思っている方が多い。「食べすぎ」「胃粘膜保護」「胃酸を押さえる」「ピロリ菌対策」など使い分けが必要である。民間薬で太田胃散などはストレスによく効く。ただし長期間飲めない。食べすぎの場合は安中散という消化剤の入っている大正漢方がよく効く。テレビでよく宴会の季節に、「食べたら飲む」とかやっているが、何故か宴会のシーズンしかあの宣伝は流れてこない。製薬会社もわかっているわけである。あとは昔からの百草丸、陀羅尼助、恵命我神散などは実家の薬箱にあるのではないだろか。売薬では最終的にガスターがよく効き、痛みに関してはブバスコパンが有名である。