25年腰痛対策
紹介で慢性腰痛の方が来た。色々と調べてみると15年位慢性腰痛なのだが、明確に腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のような症状は出ていないので、おそらくMRIなどで調べてもそんなには引っ掛からないだろうと想像した。ではどうして15年も慢性腰痛が続くのであろうか?全身を拝見したら、腸の問題が大きいことがわかった。慢性便秘である。こうなると腸を治さない限り腰痛はなくならない。ではどうやって治すかであるが、「乳酸菌」「フードチェック」「按腹」「便秘対策」と当院では色々な事が出来る。この方は40才なので、25才からずっと腰が辛く、今後のことを考えると今腸をいじらなければ、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に移行しやすい。ではこういう方はどうやって管理するかである。思いつくまま書いてみたい。
- 病院でMRIなどの検査
- 腸を完治させるための「乳酸菌」「フードチェック」「按腹」「便秘対策」
- 足の左右差や硬さを治しておく
- 体重管理(太ると腰痛を起こしやすい)
- 歯や胃の定期的チェック(歯や胃が駄目になると簡単に腸はやられる)
おそらくこんな事をやっていくと25年間は腰は大丈夫である。25年大丈夫ということは65才になる。ちゃんと管理していれば65才以上で酷い腰痛にはならない。もう15年患っているのだから、今後の25年で自己管理出来るまでになれば、一生腰痛と縁がなくなる。中々25年計画で腰の管理という事は病院では言わないが、本当はそれぐらい長いスパンでものを見ないと、患者から腰痛をなくせない。