身体から割り出した社長の生き方
仕事柄どうしても社長が多いので、こういう書き方になってしまいますが、忙しい方には全て当てはまります。
- 休むことを仕事とせよ-休むことが仕事ですから絶対に用事を入れません。自分のスケジュール表が真っ黒でないと落ち着かない社長も多いでしょうが、人から何か言われると、「じゃ、今度の休みの日に・・・」という方がいますが逆です。「休みを死守する」「仕事も休みから決める」絶対予定を入れない。この辺から崩れてくると体調を壊します。
- 宴会のコツ-例えば今晩宴会だとして、「今日の昼は蕎麦にした」と言う方は多いですが、身体から逆算すると1回の宴会で身体が元に戻るのには2日かかります。理想的には今晩が宴会なら、「朝・昼食は抜きで宴会の翌日の朝昼も抜く。夜は半分。」ぐらいで身体はようやく元に戻ります。余程胃腸が強い方でない限り、連日の宴会では身体が元に戻りません。本人は宴会の翌日お腹が空くかもしれませんが、胃腸は仕事をしたくないと言っています。
- 政治家や社長は頭ではなく胃腸が生命線-これは色々な社長から聞きましたから間違いないと思います。毎日宴会をこなしても壊れない胃腸を持っている人が社長の条件です。
- 胃から崩れる-社長は胃が強いから良いですが、胃を壊すと腸がおかしくなり、腸と脳は関係があるので頭が働かなくなります。そうなると短絡的な答えしか出せなくなり、組織運営に影響が出ます。
- 胃カメラと美人投票-我々が身体を診て、「あなたは胃が悪い」と言うと、「胃カメラやったけど問題はない」と必ず言います。そんな時にこの美人投票の話をします。胃カメラは空っぽの胃を診ていてがんや胃潰瘍がないか調べるだけです。胃の内壁がキレイだと何も言われません。しかし食べ物を入れてちゃんと消化という仕事をこなすのでしょうか?見た目が良くても仕事をこなすとは限りません。我々から見たら、多少美人でなくてもちゃんと仕事をしてくれる胃の方が大事です。機能が大事なのです。
- 社長は繊細で鈍感-あまり切れ者の社長を見たことがありません。少し人から鈍感と思われるぐらいの方がいいように思います。しかし繊細でなければ仕事がこなせません。
- 身体の中の2人-「本人の気持ち」と「身体の本音」です。皆さんが感じているのは「本人の気持ち」で、無理をして痛みを出しているのは「身体の本音」です。身体の本音がもうやめてくれと言っているのに、本人がそれを無視すると、「これでもまだ分からないか」と痛みを強く出したり、身体が動かないようにしたり、やる気をなくさせたり、身体はどんな手を使ってもわからせようとします。我々は常に身体の本音の味方ですが、あまりに身体の要求を無視している人を見ると、「あなたの身体はこう言っていますよ。」と言いたくなってしまいます。
- 我慢弱い-どうしても社長は無理をしている方ばかりですが、それが全て身体に出てしまいます。良く「俺は若い時に人の3倍働いた。」と言う社長がいますが、我々から見たら、「そんなに無理したから腰痛が完治しないのです。」と言いたくなってしまいます。
- 余力が幸せ-仕事柄、無理をして身体が壊れた方ばかり来ますが、長年にわたり、話を続けていると少しは共感してくれ、余力を持つようになる人も時々います。そういう方が同じ事を言います。「この余力、とても幸せ」と。現役の時はいかに予定を詰め込んで、こなしたことが満足感につながるのでしょうが、還暦も過ぎると少し違う感覚が出てきます。この幸福感は何とも言えず、良いものだと言っています。
いくつか身体から割り出した生き方を書きましたが、おそらくこれは日本人にとって新しい生き方だと思います。