ようやく梅雨も明け、夏本番だが少しこの暑さにはまいってしまう。テレビでは記録更新と毎日やっているが、夜中の寝苦しさは半端ではない。エアコンをつけたり、窓を開けたり、扇風機をつけたり、熟睡など出来るものではない。必然的に冷たいものを悪いとわかっても取ってしまう。湯冷ましがいいといっても待っていられない。つい冷たいものを胃にゴクゴクと落とし込んでしまう。またこれが快感だからやめられない。しかし日々治療をしていると、ここ3週間ぐらい左坐骨神経痛ばかりみる。よく調べてみると胃に負担がかかり、腸も働かなくなり、その反応が左の背中・腰と続き、ついには左坐骨神経痛をおこしてしまう。皆このパターンである。今の季節、「ちょっと腰が・・・。」と言っただけで、「左でしょう。」と言ってしまう。「何でわかるのですか?」「胃腸に負担のかかっている人は皆さん左です。」と種明かしをすると納得される。こういう時は少し胃に負担をかけないでといっても無理なので、私などは百草丸で守っている。百草丸は長野県の御岳百草丸といって、300年の歴史がありいまだに売れている。以前に昔から売れ続けている薬を調べたことがあるが、どれをとっても素晴らしい効果である。何が素晴らしいかというとあまり他の薬とぶつからないことである。一緒に飲む薬と喧嘩せず、自分の作用もしっかり効かす。昔から続いているだけのことはあると感心したものだ。胃は百草丸で守れるとしたら、腸はビオフェルミンである。これも歴史が長い。救急箱の中にあるちょっとした民間薬で、ひどい坐骨神経痛になる前に身を守りたいものである。
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