身体の寺子屋・真犯人シリーズ-距骨
「距骨 きょこつ」何か聞いたことのない言葉だとは思いますが、人体にとってとても重要な骨です。人体の中でも極めて特異な役割を持つ距骨の働きを5つ解説します。 1.距骨はすねの骨と足の骨をつなぐ中継地点です。立っているとき、全身の体重はすべてこの小さな骨へと集まり、そしてそこから踵や足先へと分散されます。まさに体の全体重を支える免震装置です。 2.距骨には筋肉が1本も付着していません。普通、骨には筋肉…
「距骨 きょこつ」何か聞いたことのない言葉だとは思いますが、人体にとってとても重要な骨です。人体の中でも極めて特異な役割を持つ距骨の働きを5つ解説します。 1.距骨はすねの骨と足の骨をつなぐ中継地点です。立っているとき、全身の体重はすべてこの小さな骨へと集まり、そしてそこから踵や足先へと分散されます。まさに体の全体重を支える免震装置です。 2.距骨には筋肉が1本も付着していません。普通、骨には筋肉…
仕事柄どうしても社長が多いので、こういう書き方になってしまいますが、忙しい方には全て当てはまります。 休むことを仕事とせよ-休むことが仕事ですから絶対に用事を入れません。自分のスケジュール表が真っ黒でないと落ち着かない社長も多いでしょうが、人から何か言われると、「じゃ、今度の休みの日に・・・」という方がいますが逆です。「休みを死守する」「仕事も休みから決める」絶対予定を入れない。この辺から崩れてく…
仕事柄、患者さんの身体が、人間関係が原因でおかしくなって来る方は多い。これはもう40年位前に師匠から教わったことだが、「相手が何と言ってきても全てyesで答えなさい。最後にbutと言いなさい。」っと伝えている。どういうことかというと、例えば忙しくしている奥さんが、夕飯の調理時間が十分取れず、いつもより味が薄い料理をご主人に出したとする。するとご主人は、「なんだこれ、味が薄いじゃないか」と言ってきた…
以前からブログで、「お人好しは考えもの」と書いている。最近は「お人好しはダメ」と明言している。理由はいくつかあって、人に親切にすること自体は勿論いい事だが、それは自分の心と身体にゆとりのあるときで、忙しく動き回っている社長などは、かえって自分の首を絞めることがある。うちには何人もお人好しの社長が来ているが、「こんな時に人の世話を焼いて、自分の体調を悪くして会社に影響が出るのは考えものではないですか…
今回は少し股関節の話をします。まず股関節は四つ足動物の構造がそのまま残っていて、本来は四つん這いの時に1番股関節は安定します。四つん這いをひっくり返すと 赤ちゃんのおしめの格好ですね。本来その姿勢が股関節の基本なのです。 でもそれでは人は立てません。立つと少し関節の凸凹がずれてしまい不安定になってしまいます。ですから靱帯などによって強烈に巻き締まる構造をしています。そのおかげで筋肉を過度に使わなく…
いじめに関してはいくつか記事を書いているが、少しまとめて見たいと思う。まずいじめはなくならないと思っている。それにはいくつか理由があって、いじめる側の快感、上の者を引きづり降ろそうとする心、妬む・そねむ心、自分だけの疎外感など理由はいくつもあるのだろうが、歴史を見てもいじめがなくなったことはない。 ではどうするかであるが、患者さんの中にお金持ちがいて、そういう方達を見ていると、「妬ませない工夫」は…
常連さんの奥さんが酷く首を痛めた。あまりに酷いので話を聞いたら、ご主人の実家で義理の母と同居になったという。これではたまらない。首は何とか治療できたが、同居を続ければまた再発するだろうから、何とかならないのかと聞いたら、「今度、別居する」という。この経験を通して、彼女は色々なことを学び、実に勉強になったという。自分が経験していると、友達で苦労している人の話を聞いた時「わかる」と心の底から言えるよう…
常連さんが体調が良くなり、便秘以外は殆ど何もないという。軽い便秘だから売薬で済ませているという。この話を聞いて、「ちゃんと医者で薬をもらって下さい。」と話したら、「軽いですから、大丈夫です。」と言う。では本当に軽い便秘だけなのだろうか?我々は仕事柄、もっと奥に何か隠れている病気があるのではないかと勘ぐってしまう。おそらくこの方も少し便秘が酷くなり、今までのが効かなくなれば、また売薬で少し強いのを買…
以前から行きたいと思っていたところに、高野山があります。伊勢・志摩や延暦寺は以前ブログに書きましたが、「奥之院」には戦国武将の名だたる方(織田信長・豊臣秀吉・明智光秀・柴田勝家・石田三成・加藤清正・黒田官兵衛・徳川家・武田信玄・上杉謙信・真田昌幸・幸村・毛利元就・伊達政宗)のお墓があり、何が引きつけたのかとても疑問に思っていました。 先ず初めて宿坊(蓮華定院)に泊まりました。「真田坊」と言われてい…
今回は聞いたことがない言葉だとは思いますが、「腸腰筋」の話をします。 腸腰筋はお腹の内臓をすべて取り出すと背骨についている筋肉で、「大腰筋」と「腸骨筋」をあわせて、「腸腰筋」と呼んでいます。 背骨は前面に腸腰筋、後ろに脊柱起立筋があり、前後でしっかり支えられています。そして支えるだけでなく、柔軟に動く構造もあります。 我々が腰痛患者を診る場合、当院では「足の異常」「お腹の異常」の話をよくしてします…
これは師匠から、「例えば赤ちゃんが笑顔になるだけでこちらまで嬉しい気持ちになるでしょう。それは赤ちゃんから施されたということです。これを顔施(がんせ)と言う。」と教わりました。 お金や物を使わなくても、和やかな笑顔や優しい表情で人に接するだけで、人を幸せに出来るのです。 先程はホーキング博士の話を書きましたが、身体が不自由でも人には施せるのです。 調べてみたら、仏教ではそれ以外に、お金を使わずにで…
人生にはどうにもならないことがあります。宇宙の謎に挑み続けた天才物理学者スティーブン・ホーキング博士は21歳で難病ALSと診断され、余命宣告を受け身体の自由や声を失いました。しかし彼は絶望に屈せず、思考と宇宙への探究心を捨てませんでした。彼を偉大にしたのは、失ったものではなく「残されたものに目を向け続けた姿勢」です。 多くの人は才能やお金、時間などの「ないもの」や「できない理由」を探しがちですが、…
今回は少し難しい言葉が出てきます。「膝蓋下脂肪体 しつがいかしぼうたい」は聞いたことがないと思いますが、膝痛を語る上で最近1番注目されています。 まず場所ですが、「膝のお皿の下」にある、とても神経や血管に富んだ脂肪組織です。脂肪というと豚肉や牛肉の脂や皮下脂肪を想像すると思いますが、今回は「脂肪」ではなく、「脂肪体」です。全身の皮下にある脂肪はエネルギーの貯蔵などの役割があり、体重の増減で変化しま…
ある程度の年齢になると、「膝が痛いのは当たり前、友達も皆どこか痛いと言っている」という会話をよく聞く。しかし身体にしてみたら迷惑な話で、「私が痛みを一々出さなくてもいい生活をして」と言っているだろう。以前から、「身体の中の2人」という話はしている。「本人の気持ち」と「身体の本音」である。「友達も痛い」と言っているのは、「本人の気持ち」で、「身体の本音」は「もうやめてくれ」と言っている。ではこういう…
以前聞いた話で、サラリーマンの仕事の8割は人間関係にエネルギーを使うそうで、本当の仕事は2割程度の能力で出来てしまうと言う。だからある方は朝の7時に出勤して9時までに仕事を終わらせ、あとは人間関係に集中していると聞いたことがある。 私の仕事は基本的に包丁一本の世界で患者相手だから、救急病院に勤めていたときは多少人間関係はあったが、あとは殆ど悩んだことがない。 先日、ある方が、「こちらが良い書類を作…
仕事柄、顎関節異常の方には、「噛み合わせの問題ね」と言ってしまうが、患者からすると、「噛み合わせは問題なくて、食いしばっているだけです」と言われてしまう。 似た言葉だが、少し解説をしたい。 噛み合わせは「歯の並びや噛み合う位置の問題で、食事やしゃべるときに問題が起こり、歯医者で高さなどを調整し、バントという。」 食いしばりは「習慣や行動の問題で、ストレスや過緊張の時は持続的に筋肉が硬くなり、こめか…
この時期になると必ずある種の患者が来る。それは扇風機やエアコンに当たりすぎて、首のこりや頭痛、眩暈、酷い方では鬱病を発症している。話を聞いてみると、暑い時期になり、風呂上がりなど顔に風を当て続ける。机の位置が悪いとエアコンの風がずーっと顔に当たり続けている。仕事をしていれば顔に当たる風は気持ちが良いので、そのままにしてしまうが、身体には大きな変化が起こってしまう。それは皮膚から水分が蒸発して気化熱…
以前から、「難病治療の鍵は鼻にあった」と言っているが、同じ学会(日本病巣疾患研究会)に所属の萩野仁志先生がyoutubeで「6軒の病院で「異常なし」と言われた喉の激痛や慢性腎炎、血尿との苦闘の末EATで人生が変わった女性の告白」と題して動画をupされました。とても参考になるのでいくつかご紹介いたします。
今までブログを2400本書いていて、当院の常連さんのレベルも段々上がってきていて、少しだけ「身体の寺子屋」と題して難しい内容を解説いたします。まずは「真犯人シリーズ」と題して、左膝痛からお話します。 以前から、「左膝痛と胃炎」でも書いているとおり、胃炎が原因で左脚が硬くなることがあります。左脚が硬くなり、特に太腿(大腿四頭筋)が硬くなれば膝痛が出ることがあります。では少し解説します。 まずはポイン…
長年この仕事をしていると、例えば難しい腰痛患者に対して、こちらが手こずっていて、突然新人が良くしてしまうケースが結構ある。新人に対して、「何をやったの?」と聞くと、「ただ揉んだだけです」と言われ、「その程度の治療で良くなるわけがない」と思わず言ってしまう。しかしこういう経験が何度か続くと、「もしかして、こちらが何か完全に見落としているものがあるかもしれない」と思うようになってくる。先日もぎっくり腰…