身体の寺子屋・真犯人シリーズ-腸腰筋
今回は聞いたことがない言葉だとは思いますが、「腸腰筋」の話をします。 腸腰筋はお腹の内臓をすべて取り出すと背骨についている筋肉で、「大腰筋」と「腸骨筋」をあわせて、「腸腰筋」と呼んでいます。 背骨は前面に腸腰筋、後ろに脊柱起立筋があり、前後でしっかり支えられています。そして支えるだけでなく、柔軟に動く構造もあります。 我々が腰痛患者を診る場合、当院では「足の異常」「お腹の異常」の話をよくしてします…
今回は聞いたことがない言葉だとは思いますが、「腸腰筋」の話をします。 腸腰筋はお腹の内臓をすべて取り出すと背骨についている筋肉で、「大腰筋」と「腸骨筋」をあわせて、「腸腰筋」と呼んでいます。 背骨は前面に腸腰筋、後ろに脊柱起立筋があり、前後でしっかり支えられています。そして支えるだけでなく、柔軟に動く構造もあります。 我々が腰痛患者を診る場合、当院では「足の異常」「お腹の異常」の話をよくしてします…
これは師匠から、「例えば赤ちゃんが笑顔になるだけでこちらまで嬉しい気持ちになるでしょう。それは赤ちゃんから施されたということです。これを顔施(がんせ)と言う。」と教わりました。 お金や物を使わなくても、和やかな笑顔や優しい表情で人に接するだけで、人を幸せに出来るのです。 先程はホーキング博士の話を書きましたが、身体が不自由でも人には施せるのです。 調べてみたら、仏教ではそれ以外に、お金を使わずにで…
人生にはどうにもならないことがあります。宇宙の謎に挑み続けた天才物理学者スティーブン・ホーキング博士は21歳で難病ALSと診断され、余命宣告を受け身体の自由や声を失いました。しかし彼は絶望に屈せず、思考と宇宙への探究心を捨てませんでした。彼を偉大にしたのは、失ったものではなく「残されたものに目を向け続けた姿勢」です。 多くの人は才能やお金、時間などの「ないもの」や「できない理由」を探しがちですが、…
今回は少し難しい言葉が出てきます。「膝蓋下脂肪体 しつがいかしぼうたい」は聞いたことがないと思いますが、膝痛を語る上で最近1番注目されています。 まず場所ですが、「膝のお皿の下」にある、とても神経や血管に富んだ脂肪組織です。脂肪というと豚肉や牛肉の脂や皮下脂肪を想像すると思いますが、今回は「脂肪」ではなく、「脂肪体」です。全身の皮下にある脂肪はエネルギーの貯蔵などの役割があり、体重の増減で変化しま…
ある程度の年齢になると、「膝が痛いのは当たり前、友達も皆どこか痛いと言っている」という会話をよく聞く。しかし身体にしてみたら迷惑な話で、「私が痛みを一々出さなくてもいい生活をして」と言っているだろう。以前から、「身体の中の2人」という話はしている。「本人の気持ち」と「身体の本音」である。「友達も痛い」と言っているのは、「本人の気持ち」で、「身体の本音」は「もうやめてくれ」と言っている。ではこういう…
以前聞いた話で、サラリーマンの仕事の8割は人間関係にエネルギーを使うそうで、本当の仕事は2割程度の能力で出来てしまうと言う。だからある方は朝の7時に出勤して9時までに仕事を終わらせ、あとは人間関係に集中していると聞いたことがある。 私の仕事は基本的に包丁一本の世界で患者相手だから、救急病院に勤めていたときは多少人間関係はあったが、あとは殆ど悩んだことがない。 先日、ある方が、「こちらが良い書類を作…
仕事柄、顎関節異常の方には、「噛み合わせの問題ね」と言ってしまうが、患者からすると、「噛み合わせは問題なくて、食いしばっているだけです」と言われてしまう。 似た言葉だが、少し解説をしたい。 噛み合わせは「歯の並びや噛み合う位置の問題で、食事やしゃべるときに問題が起こり、歯医者で高さなどを調整し、バントという。」 食いしばりは「習慣や行動の問題で、ストレスや過緊張の時は持続的に筋肉が硬くなり、こめか…
この時期になると必ずある種の患者が来る。それは扇風機やエアコンに当たりすぎて、首のこりや頭痛、眩暈、酷い方では鬱病を発症している。話を聞いてみると、暑い時期になり、風呂上がりなど顔に風を当て続ける。机の位置が悪いとエアコンの風がずーっと顔に当たり続けている。仕事をしていれば顔に当たる風は気持ちが良いので、そのままにしてしまうが、身体には大きな変化が起こってしまう。それは皮膚から水分が蒸発して気化熱…
以前から、「難病治療の鍵は鼻にあった」と言っているが、同じ学会(日本病巣疾患研究会)に所属の萩野仁志先生がyoutubeで「6軒の病院で「異常なし」と言われた喉の激痛や慢性腎炎、血尿との苦闘の末EATで人生が変わった女性の告白」と題して動画をupされました。とても参考になるのでいくつかご紹介いたします。
今までブログを2400本書いていて、当院の常連さんのレベルも段々上がってきていて、少しだけ「身体の寺子屋」と題して難しい内容を解説いたします。まずは「真犯人シリーズ」と題して、左膝痛からお話します。 以前から、「左膝痛と胃炎」でも書いているとおり、胃炎が原因で左脚が硬くなることがあります。左脚が硬くなり、特に太腿(大腿四頭筋)が硬くなれば膝痛が出ることがあります。では少し解説します。 まずはポイン…
長年この仕事をしていると、例えば難しい腰痛患者に対して、こちらが手こずっていて、突然新人が良くしてしまうケースが結構ある。新人に対して、「何をやったの?」と聞くと、「ただ揉んだだけです」と言われ、「その程度の治療で良くなるわけがない」と思わず言ってしまう。しかしこういう経験が何度か続くと、「もしかして、こちらが何か完全に見落としているものがあるかもしれない」と思うようになってくる。先日もぎっくり腰…
これは昔から感じていることだが、男性は五十肩のリハで殆ど途中から来なくなる。女性は化粧や髪を洗うのにどうしても治りたいからまず通う。鬱病でも同じ事が言えて、当院では鬱病は全員EAT(Bスポット療法)に送るが、女性は短期間にちゃんと治療してすぐ治るが、男性は仕事が忙しいとか言って殆ど行かない。短期間で集中治療が必要だと説明しても行かない。鬱病の場合、早いと週に3-4回治療しただけで治る女性は何人も経…
以前から、EAT(Bスポット療法)のことは書いている。「難病治療の鍵は鼻にあった」と書いたとおり、鼻炎があると病気は良くならない。鼻炎も自覚症状が出ればいいが、上咽頭炎などは殆ど出ない。 先日紹介で来た患者も、花粉症をほったらかしで、本人にしてみたら、「辛い時は薬を飲んでいる」と言うだろうが、これでは不定愁訴(病院で検査をしても明らかな病気や原因がわからず漠然とした不調を自覚する状態)が起こる。そ…
例えば、今自宅の壁がボヤで燃えているとする。そんな時、コップ1杯の水をかけて「消火活動をしました」と言われたら、何と言うだろう?「火は消えたの?」と聞かれれば、「消えたかは分かりませんが、消火活動はちゃんとしました。」と言うだろう。バケツに10杯くらいかけてくれれば火は消えるだろうが、コップ1杯程度で消火活動と言われても困る。実はこれと同じ事が身体でも良く起こっている。「胃薬はちゃんと飲んでいます…
以前、健康のためといって、毎週日曜日にテニスをしていた方が、その後必ずマッサージにかかっていた。本人にしてみると、健康のためにスポーツをやっているのにマッサージにかからないと身体が持たないという。ある時、「健康にためにスポーツをやっているんたけど、マッサージが減らない。どうしたら減らせるの?」と聞かれたので、「テニスをやめればマッサージはいりません。」と答えた。「え、普段はデスクワークで身体を使わ…
ある先生から、「なんか田中先生はいつも楽しそうに仕事をされていますよね。」と言われ、「そうですね。長いことやっているからもう道楽です。感覚的には子供がプラモを作るのと全く同じです。簡単なプラモだとすぐに飽きてしまうので、なるべく難しいプラモ(難しい患者)が良いんです。すぐに治っちゃう人は飽きちゃう。ではどんなことを感じているかというと、少し偉そうに言わせて頂ければ、『人の身体の中に神を見ている』の…
最近はZoomでセミナーが聴講できるので、昔の比べて格段に勉強できる環境が整っている。 いつも講義を聞きながら思うのは、「ではここから深掘り」と必ず担当者が言う。 毎回この言葉には少し疑問を持っている。 学問だから深掘りするのは当然なのだが、時には狭い所だけ見てしまうと、相手が生身の身体なので本当の原因を見落とすことがよくある。 先日も肩を少し動かしただけで激痛の方をどうやって治療したらいいか分か…
時短家電 覚えるまでに 長時間 痛いのは こことあそこと あら全部 ポイントは 貯まらないのか 医者通い 自己紹介 名前、出身 趣味、持病 パラに似て 妻も花散り トゲ残し 失言は 家庭内でも 命取り 婚活の 殺し文句は 「看取ります」 アーンして むかしラブラブ いま介護 デイサービス 「お迎えです」 はやめてくれ ベンツから 乗り換えたのは 車椅子 朝起きて 調子が良いから 医者に行く 私だけ…
患者さんがよく、「こんなに痛いのに、病院の検査に一切引っかからない」と言って来ます。例えば腰が痛くてレントゲンを撮っても映るのは骨ぐらいで神経・血管・筋肉・膜などは全て透き通ってしまいます。勿論骨に異常があれば分かりますが、あとはMRIで筋肉の様子を見るしかありません。血管を調べるなら造影剤を入れて映しますが、神経などは今の段階では画像に出来ないので完全お手上げです。神経は伸展テストなどで調べるし…
以前から、「ストレスと末端のこり」は書いている。例えば緊張状態になったときに、お腹が空くだろうか。基本的には空かないと思う。仕事が終わってほっとしたときに、「何か美味しい物を食べたい。」となるのではないだろうか。緊張状態というのは専門的には「交感神経優位」と言って、闘うために身体が構えている状態だ。そんな時にお腹が空いては闘えないから、血液は「心臓」「脳」「肺」にばかり血液を送っている。結果、胃腸…