「あさのなかのよもぎ」は曲がりくねる蓬でも麻の中ではまっすぐに育つように、人も善人に交わればその感化を受けて自然に善人になることのたとえだそうです。
これは身体にも同じ事が言えます。
足首も痛い、膝も痛い、腰も痛いとなれば当然首まで痛くなってきます。
しかし足首、膝、腰と治療をしていき、良い環境を作ってあげると首の治療をしなくても自然に首は痛みを出さなくなります。
もはや痛みを出す必要がないといった感じです。
今まで首が痛みを出していたのは、「僕は足首、膝、腰と悪い環境にさらされていた。だから酷い状態だということをわかってもらおうとして痛みを出してきた。しかし最近良い環境なので、わざわざ痛みを出さなくてもいいみたいだ。じゃ、痛みを出さずにおこう。」と首に口があればこんなところでしよう。
現代医学では筋肉系、神経系、骨格系、消化器系、呼吸器系と分けて考えますが、実際の身体で起こっているのは環境論です。
膝周辺の環境が悪いから股関節に痛みを出す。
そこに筋肉や血管が、神経がかかわる。
環境から考えると答えは楽なのですが、筋肉系や骨格系だけから考えるとレントゲンを撮って異常がないのに痛がるわけです。
身体は蓬(よもぎ)的によく曲がります。
だからこそ、環境を整えてあげるだけで真っ直ぐになり症状が消えるわけです。
常に自分の身体は蓬と思い、麻を探せば元気になります。