以前に女社長から聞いた話だが、ストレスがきついときに、どうやったら立ち直れるか色々と実験したという。
結論的には最大限のオシャレをして、ロールスロイスの送り迎えで最高のレストランで食事をすると癒えるという。
当時はそういうものかと感じていたが、10数年前、仕事がきつくて私自身色々と実験してみた。
まず仕事が終わって感じるのは、美味しいものが食べたいということだ。
次に床屋さんに行きたくなる。
別に髪の毛が伸びているからではなく、何となく良い香りと頭をいじってもらって寝ちゃうからだ。
そして好きな音楽を聞きたくなる。
その次に良い景色が見たくなる。
車で少し走らせ、何処かへ行きたくなる。
出来れば温泉つきがいい。
次にマッサージにかかりたくなる。
下手だといやだが、多少なら我慢する。
眼で良い景色を見て、床屋や食事で良い香りを嗅いで、美味しいものを食べ、好きな曲を聞く。
皮膚からは頭や全身を揉んでもらい、最後は暖める。
結局五感を満たすことしかやっていない。
これは夢だが、五感治療院みたいなものを作ってみたい。
五感に訴える治療院、考えただけでワクワクする。
そこにいるだけでもう気持ちが良い。
多少の鬱病なら治りそうだ。
結局人間はアナログで、デジタルではなくと思う。
感覚の動物である。
この感覚によって、芸術やいい文化をはぐくんできた。
これだけストレス社会になって、五感の大切さを見直して欲しい。