長年人の身体を診ていると「貧乏・病気・争い」で一番辛いのは「争い」と感じてしまう。
貧乏はいつもお金がないから慣れてしまう。
病気は治療法がないとか、動かないとかこれもある程度慣れることがある。
痛みでも段々気にならなくなってしまう事はよくある。
しかし争いはダメだ。
どれだけ時間が経っても身体に反応が出る。
特に心臓のうしろ。
左の肩甲骨の下と背骨の間ぐらいの所が、何となく病んでくる。
酷いと左肩や首までおかしくなってくる。
慣れることがない。
これは身体にとって一番きつい。
我々は身体を触ってすぐ分かる。
何となく内圧が高いというか、興奮しているというか、明確に心が安定している時の身体とは違う。
こういう体験を何度もしていると「貧しくても円満が幸せ」と思ってしまう。
我々が子供の頃もいじめはあったが、今のいじめとは何となく違う。
陰湿さが独特である。
子供が学校でストレスを感じているというが、争い戦い続けた子供の身体がボロボロで切れやすくなっているのは分かる。
何処か一箇所,誰か一人家庭以外でもいれば救われるのだが、円満を味わえる所はないものだろうか。
今の自分に争いがないただそれだけで、大幸福はまちがいない。