以前にある研修会でパーキンソン氏病の患者さんに、どんな食品が効くのか調べたことがある。
その時は数ある食品の中でクルミが1番だった。
あとで調べたらナッツ類はオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、葉酸、ビタミンE、ビタミンB6などが多く、脳に効く食べ物である事がわかった。
その時師匠が、「これはきっと神様が弱い臓器の形に似たものを食べれば、強くなるように作られているのではないか。クルミと脳はそっくりだ。」
この話には納得してしまった。
トマトの切り口が心臓の心房心室にそっくりなので、リコピンが心臓予防にいいのは納得してしまう。
そういえば生姜は胃の形にどことなく似ている。
生姜の辛みはジンゲロールで、胃液の分泌を促し、消化や吸収をよくする働きがある。
何回か前に「胃を治す」でニーム茶のことを書いたが、生姜も使えそうである。
以前にオーストラリアに行った時、波が荒れて家内が酷い船酔いを体験したことがあった。
その時にある老夫婦がビスケットを差し出してくれた。
「それは何ですか?」と聞いたら、「これはシーシック(船酔い)に効くジンジャー(生姜)ビスケットだ。」という。
生姜が船酔いに効くなんて聞いたことがなかったが、食べたら胃がスッキリしてしまった。
後で現地のスーパーに行ってみたら、ジンジャービスケットはよく売れるという。
日本では馴染みがないが、色々調べると生姜が健胃薬としての作用を持っている。
お寿司屋さんで食べ過ぎて少し胃が重い時に、ガリを食べると何となく胃が楽になる感覚は皆さんが持っていると思う。
最近は食べ物を見ると、どの臓器に似ているかが気になってしかたがない。