脳梗塞の後遺症や頚肩腕症候群、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などで手足の筋力低下やシビレを訴えてくる方は多い。我々は「指端の灸・四端の灸 したんのきゅう」と言って手足の末端にお灸を据えることがある。軽い方はこれで回復してくるが、中々回復しない方も多い。考え方は指の先端に火傷を起こし事件ですよと身体に知らせるわけである。身体は火傷を治そうと血液をそこの集め、血行不良や感覚麻痺が良くなる。しかし血液自体が患部に届かないことがある。余程の血行不良か腸内環境の悪化、自律神経失調症などである。こうなると患部を治してくれる血液(兵隊さん)をどうやって増やすかが問題になってくる。貧血では仕方がないが、血液上問題がない方は腸から治す。乳酸菌を使って腸を元気にしない限り兵隊さんは増えない。何時まで手足の灸で様子を見るかの判断も難しいが、経験上数回の治療でシビレが反応しなければ、兵隊さんがいないと思って間違いはない。
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