仕事柄時々子供を治療する。
ほとんどはアトピー性皮膚炎か喘息である。
昔はおねしょがいたが最近は見ない。
この時期、小学生でも塾の特訓などで肩の痛みを訴えてくる子がいる。
親も子供に肩が痛いと言われればなすすべがない。
そういう子供の身体を診ると確かに腕がはって、立派な肩こりである。
かかっている間に寝てしまう子もいる。
頑張っているんだなぁと応援したくなる。
しかしただ肩を揉めばいいという話ではないので、原因を探るといくつかの共通点がある。
まず歯の問題、次に鼻炎、甘い物取りすぎとある程度同じパターンである。
元から鼻が悪く、歯の噛み合わせや虫歯もあり、勉強したご褒美に甘い物を食べる。
お腹を触ると立派に硬い。
少し他の子より太ってる子が多い。
鼻や歯は専門の所で治せばいいが、甘い物取りすぎは問題である。
特にカロリーオフのものに入っている人工甘味料(アスパルテーム、ステビア)は脳の海馬といって記憶を司っているところに悪影響がある。
子供が太ってきたから少しカロリーオフのものをと親が判断すると、逆効果になってしまう。
昔なら子供がお腹が空いたというと「おやき・トウモロコシ・トマト」そんな自然の糖分であったが、最近はアイスクリームが多いという。
子供は糖分を大量に使ってエネルギーを作っているのである程度はいいのだが、この習慣を大人になっても続けられると胃腸の弱い、切れやすい人になってしまう。
頭はいいかもしれないが、感情のコントロールが出来なかったり、我慢できなかったり、他を受け入れられなかったりとそんな大人になってしまうのではないかと、時々子供を治療しながら感じてしまう。