こういう仕事をしていると、「健康のために○○をして良いか?」とよく聞かれる。「健康は結構だが、具体的に何処を強くするとか、何がどうなれば健康的と思っているのですか?」と聞くと黙ってしまう。何となく元気な感じをイメージしているらしい。先程も柔道はどうかと聞かれたので、「受け身を覚えると良い。走ったり、テニスをしたり、身体に負担がかかったときにそれを上手に分散する術が身につく。」と言ったら、「なるほど、では柔術でも良いか?」と言うので、「柔術は関節を痛めた方しか診たことがない。」と言ったら、「あれは締めてばかりいるから、仕方がないなぁ。」と言っていた。この受け身だが、何かのスポーツで怪我が多いので、受け身を取り入れたら怪我か減ったという話を聞いたことがあるが、本当にそう思う。プロレスなども危険職業に入るだろうが、実際はあれだけ毎日興行しても怪我が少ない。専門の方に話を聞いたら、受け身が出来なければ怪我だらけだという。テニスでもスキーでもゴルフでも少し受け身を身につけて、身体の何処か一箇所にかかる負担の分散術を学ぶと良い。
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