久しぶりに来た方が肩の痛みが強くて何も出来ないという。話を聞いたら医者に行ってステロイドを数ヶ月打って、もう打てないと言われて、薬も何種類か出されたがほとんど効かないという。以前からこの方は頸椎ヘルニアがあって、「手のシビレは?」と聞いたら、「ずーっとシビレっぱなしだ。」と言ういう。まず何処から手をつけていいのか分からないのて、関係のありそうな遠隔場所をBi-Digital O-Ring Testで調べたら、親指だった。刺絡で少し刺激したら、肩が楽だという。これに味を占め、反対側も刺激してみた。もっと楽になったという。ここまでくれば肩甲骨のストレッチが使える。ストレッチをしたらもっと楽だという。あとは患部にキネシオで補強をして三角巾で終わり。この三角巾だが、肩の痛みを取る時にとても大事な仕事をしてくれる。三角筋は腕をぶら下げているので、いつも重力に対して仕事をしている。その三角筋に痛みが出ると腕をぶら下げているだけで、痛みが取れない。三角巾で三角筋を使わせないようにしているだけで良くなる。肩を痛めた方がテーブルに腕を置いておくだけで楽になるのはその理屈である。こんな治療を混ぜながらやり、半分以上痛みが取れたのでやれやれである。合わせ技一本勝ちである。
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